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テーマ:今日のこと★☆(105916)
カテゴリ:原発事故・放射能関連
横浜市の農村体験施設が、落ち葉などを燃やして肥料用などとして販売していた「草木灰」と呼ばれる灰から国の目安を上回る放射性セシウムが検出され、横浜市は、運営団体に対して販売の自粛を求めました。検査の結果、国が目安とする1キロ当たり400ベクレルを上回る2651ベクレルの放射性セシウムが検出されたそうです。
こちらでも業者ではないですが、放射能汚染に危機感の無い方達が野焼き、落ち葉焚きを今も行っています。昨日も石巻市(国が指定する除染対象地域:0.23μSv/h以上)の小学校の話を書きましたが、やはり放射性物質が集まり高線量になる落ち葉は危険ですね。行政が放射能汚染について正しい知識を広報などで伝えてくれれば良いのですが、今でも安全神話を語るだけですから期待はできそうにありません。 なるべくお子様には、野焼き、落ち葉焚きに近づかせず、煙なども吸わせないようにしましょう。また、落ち葉の多く集まる場所で遊ばせることは極力控えましょう。今は自己防衛するしか手段はありませんので・・・。 昨日、こちらでも取り上げた東日本女子駅伝ですが、反原発派の山本太郎さんがテレビ番組で、「東日本女子駅伝を中止に追い込みたい」と発言し、福島市内にコースが設定され、出場選手が中高生中心である同大会を、「『復興しましたよ』ってアピールのためだけの行事」とこき下ろし、「細胞分裂が活発な若い女の子たち」が被曝する可能性に懸念を示していました。 その発言に対し、大会を主催する東北陸上競技協会の理事長・安田信昭氏は、「放射線量も毎週計測して、大丈夫だという判断になっています。駅伝なので走る時間も限られている。復興の象徴として盛り上げようとしているのに、この発言は風評被害になりますよ。福島県民に対して失礼なんじゃないか」と語っていました。 確かにこのイベントで元気をもらった地元の方も少なからずいることでしょう。ただ、大丈夫という根拠は、政府の「大丈夫」という発言と同じで、根拠が無いように思えます。どれぐらいの時間走って、どれぐらいの線量であれば大丈夫なのでしょうか? 現に東日本女子駅伝のHPには、大丈夫の根拠となるであろう放射線量計測データを載せていません。当然、高線量の場所で駅伝を行うとどうなるか、科学的な検証はされておらず、今言えるのは「根拠はないけど、たぶん大丈夫だと思う」という言葉だけかと思います。 そもそも第1区の福島競馬場前は1.41マイクロシーベルトで、福島競馬場の開催は、放射線量が高いため、芝の張り替え(除染)が完全に終わるまで中止となっています。馬のレースは中止になるのに、未成年女子の駅伝は中止にならない意味が分かりません。 放射能汚染の影響が分からないのであれば、リスクを背負うようなことをするべきではないし、ましてや未来ある子供たちをリスクにさらすことは絶対してほしくありません。「福島県民に対して失礼」ではなく、「主催者側に失礼」と言いたいだけでしょ?この状況下で、軽々しく「福島県民」という言葉は使って欲しくないです。 フランス紙ル・モンドでも、「福島で“死の駅伝”“致命的な駅伝”がおこなわれた」と非難しています。他にも複数の外国から、今回の駅伝開催を批判する声、疑問視する声が出ていますので、少なくとも海外に対しては日本のイメージを上げるどころか、下げてしまったでしょう。 海外では日本と違って良識ある報道が多いですから、主催者が「失礼」という言葉を発しても、誰も納得しないでしょうね。 にほんブログ村 すみません。クリック協力お願いしますm(_ _)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年01月13日 13時54分13秒
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