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テーマ:今日のこと★☆(105909)
カテゴリ:原発事故・放射能関連
最近、寒さが続いているせいか、東北電力管内の電力使用量が95%を超える時間帯が増えています。震災は別にして、電力不足による停電に備えて、やはり石油ストーブは1台買っておく必要がありそうです。停電が「やらせ」だったとしても、寒さに変わりは無いですから、我々庶民は寒さ対策だけでもしっかりしておきましょう。
東京電力は来年の夏に向け、保有する全ての原発が東日本大震災の影響や定期検査で停止しても、火力発電や揚水式発電の増強により、今夏の最大供給力を上回る約5700万キロワットを確保できるとの試算をまとめたそうです。 東電は福島第1原発事故後も「原子力は重要な基幹電源」との立場を変えていませんが、実際には原発がなくても計画停電などの影響が出ない可能性が高いです。原発を中心とした供給計画を立てているほかの電力会社にも影響を与えそうですね。ちなみに国内の商業用原子炉54基のうち、東電は電力会社トップの17基を保有しています。 結局は、やる気の問題です。そもそも原発再稼動の前提で物事を考えていては、いつまでも電力が足りない、だから原発を再稼動しようという話にしかなりません。不足分をどうやって補うか真剣に考えれば、当然打開策はあるかと思います。 カタログ誌『通販生活』が、2011年秋冬号の巻頭特集で「1日も早く原発国民投票を」と原発の是非を問う国民投票の実施を訴えるCMを作成しましたが、放映を拒否されたそうです。そのCMがこちらです。 原発、 いつ、やめるのか、 それとも いつ、再開するのか。 それを決めるのは、 電力会社でも 役所でも 政治家でもなくて、 私たち 国民一人一人。 通販生活 秋冬号の 巻頭特集は、「原発国民投票」というテロップが静かに流れます。 いや~この通販生活のCMは素晴らしすぎますね。この内容を放送拒否するということは、テレビ局は報道機関ではなく、残念ながらスポンサーありきの一般企業にしかすぎないのでしょう。そんなことは、原発事故報道で皆さんご存知だとは思いますが・・・。 原発の損害賠償保険を引き受けるため、損害保険会社でつくっている「日本原子力保険プール」(日本プール)が、東京電力福島第一原発に対する損害保険の契約を更新しない方針を固めたことが分かりました。 東電は契約が切れる来年1月15日までに、保険の引き受け手を見つけたり、保険額(1200億円)相当の現金を供託したりしないと、福島第一が無保険の「違法状態」となります。地震や津波の場合は政府補償が適用されますが、運転ミスによる事故などをカバーする民間保険の部分が欠落してしまうのです。 損害保険会社としてみれば、あれだけ危険性を伴い、今後どうなるのか分からない福島第一原発の保険を引き受けないのは企業として当然かと思います。 ただ、原賠法では「損害賠償をする資力を確保していなければ原子炉の運転や廃炉作業をしてはならない」と規定しており、無保険の状態では、原子炉の冷却や使用済み燃料の取り出しなど事故収束作業にも重大な影響が出るため、最悪保険に入れなかった場合は、1200億円の供託金を用意し、無保険状態にしないようにしなければなりません。 なんとかなく政府が年内に冷温停止状態にすると急いでいた訳はこのような理由も関係しているのかもしれませんね。供託金の話になると、また東電は税金をあてにして、政府に泣きつくのでしょうか。ろくに企業努力もしないで・・・。 こちらは、よくツイッターでつぶやいてらっしゃる福島第一原発で作業されている方のつぶやきです。 昨日の国会でもあったけど作業員削減、どこの企業がどの位なのかはわかんないけど、全体的に作業員減るんじゃないかなぁ。作業員が減る理由は予算の事もあるけど単純にそれだけじゃないと思うよ。政府が言ってる第2ステップまで終わったら、その後の作業はまだ具体的に決まってない計画段階のものが多くて具体的作業が決まってないのも理由の一つなんだと思う。 なぜ決まらないのかって云うと、次ステップは格納容器とか圧力容器内の状況把握、炉内注水の汚染水が漏れてる場所の把握及び止水対策等々がメインでそれらの工事をどうやってやるかが具体化してないんだと思う。 原子炉建屋は高線量だしまして3号機は建屋でさえ未だに入れないし…。ガス管理システムで格納容器内のデータ分析して一つ一つ決めなきゃならないんだ。原子炉建屋の中や地下に行けなきゃ作業も出来ない。ということは作業員も必要ないに結びつくんだと思うんだ。 今現在やる事が決まって作業があるのは3号機オペフロの瓦礫撤去、4号機のオペフロ解体撤去・機材撤去・SFP内燃料取出、汚染水処理システムの維持・メンテナンス・タンク設置、1~4号機の炉内注水システムの維持・メンテナンス、遮水壁設置くらいかなぁ。 あとは固化設備とか洗濯設備とかの付帯設備設置だね。廻りの作業はあるけど肝心な中身の作業が出来ないのが頭のイタいとこなんだ…。あとひとつ理由をあげると、協力企業の作業員が減るのは今までメーカーがやってた作業を東電社員や東電系列企業がやり始めた事かな。 メーカーに発注するとやっぱ経費かかるから社員が作業やり始めて予算削減してるんだ。でも作業慣れしてない人が多いから大変なんだけどね。怪我とかしなきゃいいけど…。 やはり、原子炉の状態が分からない状態で、今後の方向性、具体策は見えていないようですね。温度計だけが頼りの「冷温停止状態」から、どのようにして廃炉までこぎつけるのか、技術的なことも含めて、まだまだ課題はたくさんありそうです。 にほんブログ村 すみません。クリック協力お願いしますm(_ _)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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