|
テーマ:今日のこと★☆(105889)
カテゴリ:原発事故・放射能関連
昨日もちらっと書きましたが、NPO団体が明治にセシウムが検出された事実を連絡したのは11月初旬だったそうです(昨日の3ヶ月前は誤記です)。粉ミルクからセシウムが検出されたため、企業としてはかなりのイメージダウンですが、正直に公表したこと、自主的にリコールを行ったことなどで明治を讃える方もいらっしゃいます。
しかし、実は明治がこの事実を隠ぺいしようとしていたのではという疑惑があるそうです。こちらに詳しくまとめて書いてらっしゃいますが、NPO団体が度々連絡しているにも関わらず無視し続け、共同通信社の取材をきっかけにやっと調査に乗り出したそうです。 つまり、自ら公表することを選んだのではなく、マスコミの圧力に屈したという見方が強いです。確かに日本には暫定基準値という強い味方が企業にはあります。暫定基準値を超えていなければ法的には何ら問題ありません。 しかし、乳児が口にするものにセシウムが混入していることは本来あってはいけないとだと思います。そんな綺麗ごと言っても、どの食品も少なからず汚染されているのだから、粉ミルクにも入っていておかしくないだろうという考えもありますが、明治始め独自検査を行っているほとんどの企業HPには不検出(ND)という文字が並んでいます。 それを信じて商品を購入している方から言わせれば、明治の粉ミルクからのセシウム検出は嘘つきとなるわけです。それぐらい小さいお子様を持つ親御さんは、真剣になって被ばくを防ごうとしています。 企業のイメージ、メンツを保つため、情報を隠したり、公表を遅らせている間にも、汚染された食品を口にする方は増えていきます。「国が定めた暫定基準値以下だから安全」という自治体、企業の答えは、消費者も聞き飽きていると思います。 企業として安全というのであれば、暫定基準値以下でも正しい数値をリアルに公表すべきです。安全かどうかは、それを見て消費者が決めます。今回の明治の対応について、バカな企業とほくそ笑む企業は日本にもまだまだたくさんあることでしょう。 そもそも海外のメディア、輸入停止などの対応を見れば、暫定基準値以下でもセシウムが混入することが異常だということは、十分理解できると思います。それだけ日本の今の状態は異常ですし、放射能汚染と長い間戦わなければならないのであれば、正しい形にすべきです。 先日、大阪府内のスーパーなどで販売されていた乾燥シイタケから国の暫定規制値を超える1270ベクレルもの放射性セシウムが検出されました。原因は、栃木県が出荷自粛を要請していた原木シイタケが含まれていたためのようですが、このように様々な形で汚染は国内に広まっています。 元々日本の流通は世界に誇れる素晴らしいものです。しかし、これが仇となり、このような汚染された食品が流通し続けば、西日本は大丈夫だとか言えなくなってくると思います。震災から9ヶ月経って、やっと復興庁が設置されました。本格的な除染についても来年以降になるという話も聞いています。 放射能汚染の対策は迅速さが必要と、御用学者ではない有能な専門家の皆さんが原発事故後から言い続けていますが、現実はこの有様です。食品を扱う企業に放射能測定、測定結果の公表を義務付けるまで何年かかるか分かりません。 その間にも、福島を始め多くの高線量の場所で子供たちが被ばくし続けています。福島県知事は、人口が減少すると交付税も減少するので疎開や移転には反対、と高言している始末です。 日本を、ある年齢層がぽっかり空いたウクライナのようには絶対すべきではありません。 にほんブログ村 すみません。クリック協力お願いしますm(_ _)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[原発事故・放射能関連] カテゴリの最新記事
|