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テーマ:今日のこと★☆(105883)
カテゴリ:原発事故・放射能関連
福島第1原発事故による放射性物質の除染で、環境省は、国が費用を負担する「汚染状況重点調査地域」に、東北・関東地方の8県102市町村を指定すると発表しました。指定市町村は、来年1月に放射性物質汚染対処特別措置法が全面施行された後、国と協議しながら実施計画を策定し、国の財政支援を受けながら除染作業を進めます。
「汚染状況重点調査地域」の市町村は以下の通りです。 岩手県(3) 一関市、奥州市及び平泉町の全域 宮城県(8) 石巻市、白石市、角田市、栗原市、七ヶ宿町、大河原町、丸森町及び山元町の全域 福島県(40)福島市、郡山市、いわき市、白河市、須賀川市、相馬市、二本松市、伊達市、本宮市、桑折町、国見町、大玉村、鏡石町、天栄村、会津坂下町、湯川村、三島町、昭和村、会津美里町、西郷村、泉崎村、中島村、矢吹町、棚倉町、矢祭町、塙町、鮫川村、石川町、玉川村、平田村、浅川町、古殿町、三春町、小野町、広野町及び新地町の全域並びに田村市、南相馬市、川俣町及び川内村の区域のうち警戒区域又は計画的避難区域である区域を除く区域 茨城県(20) 日立市、土浦市、龍ケ崎市、常総市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、取手市、牛久市、つくば市、ひたちなか市、鹿嶋市、守谷市、稲敷市、鉾田市、つくばみらい市、東海村、美浦村、阿見町及び利根町の全域 栃木県(8) 佐野市、鹿沼市、日光市、大田原市、矢板市、那須塩原市、塩谷町及び那須町の全域 群馬県(12) 桐生市、沼田市、渋川市、安中市、みどり市、下仁田町、中之条町、高山村、東吾妻町、片品村、川場村及びみなかみ町の全域 埼玉県(2) 三郷市及び吉川市の全域 千葉県(9) 松戸市、野田市、佐倉市、柏市、流山市、我孫子市、鎌ケ谷市、印西市及び白井市の全域 福島県以外も国の除染対象になったことは嬉しいことです。これらの地域はおそらく、国のお墨付き(予算)をもらい、来年以降、除染が活発化することでしょうね。今後、希望する市町村があれば、追加で指定するそうですので、街の一部でもホットスポット化している市町村は、ぜひとも証明できる検査結果を持って申請願います。 ただ、追加被ばく線量が年間1ミリシーベルト以上の地域であっても、生活圏と離れた山奥で除染が不要な場合や、風評被害への懸念がある場合は、市町村の意向を優先し、指定は見送っているそうです。 つまり、故意に指定させず、除染を行わないまま農作物を出荷し続ける自治体もありうるということです。その辺りは我々住民が市町村の動向を探る必要がありそうですね。 国が避難ではなく除染という選択肢を選んだ以上、今は「汚染状況重点調査地域」に指定してもらうことが、住み続ける住民にとっては被ばくを防ぐ最善の策です。「汚染状況重点調査地域」に指定されていない市町村にお住まいで、高線量を認識されている方は地元自治体に直訴しましょう。 国土交通省の観光庁が「福島県へ旅行に行きましょう! ~「福島第一原子力発電所の事故の収束に向けた道筋」(「工程表」)におけるステップ2の完了を受けて~」とアホみたいなことを言っていますが、現地はまだまだそんな甘い状況ではありません。 昨日、政府は福島県伊達市旧掛田町で国の暫定規制値(1キロあたり500ベクレル)を超える550ベクレルの放射性セシウムが検出されたため、今年収穫されたコメの出荷停止を県に指示しました。福島県産のコメの出荷停止措置は、9日に指示が出た伊達市旧柱沢村、旧富成村の両地区など計3市8地区に広がっています。 また、明治の粉ミルクからセシウム混入を発見したNPO法人TEAM二本松では、牛乳の独自検査を行い、結果を公表しています。やはり宮城や福島で製造された牛乳には、少なからずセシウムが混入しているようです。これでは毎日給食で地元産の牛乳を飲まされる子供たちが可哀想です。セシウムの数値が低くなるまで、牛乳を自粛するという選択肢は無いのでしょうか? この方も相変わらずですが、細野原発事故担当相は「福島を日本で最もガン発生の少ない県にする」と言い切っています。これは現地の状況を知らない方と言わざるを得ないのではないでしょうか?おそらく高線量と戦っている地元の方々は彼の発言に怒りすら感じていると思います。 あまりに辛い内容ですので、こちらでは紹介するのは止めようと思っていましたが、細野原発事故担当相がそこまで言うのであれば紹介させて頂きます。こちらのブログは、南相馬市にお住いの方が書いていらっしゃいます。毎日めまいに悩まされ、髪は抜け落ち、さらには足の爪まではがれ落ちてしまったというのです。 正直、真意は定かではありませんが、この方が8月以降から書かれている日記を読む限り、南相馬市で普通に暮らしている主婦の方ということは分かります。これだけ体に異常をきたしていながら、除染をすると称して住民を住ませ続けることは立派な犯罪です。 南相馬市は、私の住んでいる場所から車で1時間ぐらいで行けますが、測定される放射線量は別次元の数値です。このような近い場所ですから、風向きなどでひとつ間違えれば私も同じような健康被害におちいっていたかと思います。そう考えると他人事とは思えず恐怖さえ感じます。 国の放射能汚染地域の現実を知らない輩たちが、地元住民を逆なでするような楽観的な発言、対応ばかりしていては、今後多くの方が放射能の犠牲になることでしょう。現地の状況を知るには実際に住んでみるのが一番なのでしょうが、安全と言いつつも当然自分が住むのは嫌だと言うでしょう。 それが嫌なのであれば、もっと地元の方の声を聞き、現地ではどのようなことが起こっているのか知るべきです。 にほんブログ村 すみません。クリック協力お願いしますm(_ _)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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