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テーマ:今日のこと★☆(105880)
カテゴリ:原発事故・放射能関連
こちらでも以前紹介しましたが、原発事故による放射性物質への不安から、外で遊ぶのを控えている子どもたちのために、福島県郡山市に大規模な屋内の遊び場が本日オープンしました。
この施設は、郡山市のスーパーの運営会社が、空き倉庫を改修して、無償で貸し出しています。およそ1900平方メートルの広さに、滑り台やブランコ、ゴムボールのプールのほか、大きな砂場も設けられており、午前10時のオープンと同時に大勢の親子連れなどが訪れたそうです。 やはり育ち盛りの子供は、外で元気に遊ぶことが普通ですから、放射能汚染の影響で家の中ばかりにこもっているのは可哀想ですね。外で遊ばない分、運動不足で発育障害も懸念されていますから、このような施設で思う存分元気に遊んで欲しいと思います。 福島第一原発と同様に国から「緊急事態宣言」が出されていた福島第二原発について、原子力安全・保安院は原子炉が安定した状態を維持でき、余震や津波への対策が取られているという評価をまとめ、近く「緊急事態宣言」が解除される見通しとなりました。 福島第二原発は、震災直後、福島第一原発同様に危険性が懸念されていましたが、こちらについては原子炉の制御も安定的に行われており、「緊急事態宣言」の解除に関しては納得できるものです。 では、政府が「事故収束宣言」をした福島第一原発の評価はというと、放射性物質の放出が今も続いていることなどから「緊急事態宣言」が解除される見通しはたっていないそうです。まあ、こちらも評価として当然といえば当然です。 でも、首相と政府機関が公表している内容が食い違っているように思えるのは私だけでしょうか?普通に聞いたら、「事故収束宣言」しているのに「緊急事態宣言」が解除されないなんてあり得ませんからね。 最近、国の航空機による汚染状況の調査によると、線量が極端に高かった場所が全体的に下がっているそうです。それは良いことだと思いがちですが、実は今まで線量の低かった場所に拡散しているのではと私は思っています。 私が線量計でいろいろな場所を測定していると、汚染が少ないとされる仙台や多賀城などでも毎時0.1μSv以上の数値を検出することが多くなりました。線量計の数値は結構ばらつくことが多いので誤差の範囲かもしれませんが、私が以前から指摘している二次汚染が始まっているのではとちょっと気にしています。 宮城県は白石市の原乳からセシウム合計で22ベクレル/kg、大崎市の原乳からセシウム合計で10ベクレル/kgを検出したと発表しましたが、宮城県の原乳の検査結果を10月から見ていくと、白石市と大崎市は12月に入っていきなり数値が1桁から2桁へ上昇していることがわかりました。 白石市と大崎市は、線量の高い地域(福島県や栗原市など)に隣接しているので、こちらにある放射性物質が拡散し始めたため、このような状況になったのではと思っています。今後川を流れる水のように、放射性物質が線量の高いところ(放射性物質が集中しているところ)から低いところに拡散し、広い範囲で放射線量が上昇するかもしれません。 自然の拡散が無くても原発事故後、人為的に放射能汚染は全国に拡散しています。例えば汚染食品や汚染肥料などが全国に流通したり、汚染された車そのものや人が汚染物質を運んだり、焼却目的のがれきが全国の焼却施設に運ばれたりと、今後さらなる放射能汚染が引き起こされる可能性は高いです。 では、数十年分と言われるがれきの処分はどうするのだなどという問題などはあるかと思いますが、小さい日本の国土をこれ以上汚染させないで欲しいです。私のような東日本の人間は我慢しろということではなく、全土が汚染されてしまっては、東日本に住む方が国内で避難する場所も無くなるでしょうし、国内産の食品で安全と言えるものも無くなってしまいます。 高濃度に汚染された場所に人が住み、ものを作ったり、運んだり、つまり経済を活性化させると、自然に汚染は拡散していきます。一番良いのは、やはりチェルノブイリ原発事故の対策のように立ち入り禁止にして、人が住まないことです。 国は国土の3%が、もう人が住めないとか言っていますが、今の政府の汚染された場所に人を住まわせ続ける対応を行っていると、今後、それ以上の国土が汚染によって無くなってしまうでしょう。 にほんブログ村 すみません。クリック協力お願いしますm(_ _)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年01月13日 14時14分56秒
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