ポートランドの環境の取り組み 最終章 「他都市との競合とむすび」
Competition with Other Cities- 他の都市との競合 Of course, Portland is not the only one doing this―other destinations are making great strides in sustainability, and that is a good thing for everyone. But, it does keep us on our toes!もちろん、このような努力をしている都市はポートランドだけではありません。他の観光地もサステナビリティに大きな力を入れています。皆にとっていいことですが、それはポートランドは油断できないということでもあるのです。 A company called Meet Green, which provides expertise on green meeting planning, and was really one of the first out of the gate on this concept, has created a scorecard ranking system to help meeting planners gauge the sustainability credentials of prospective meeting destinations. 「ミート・グリーン」という会社があります。同社はグリーン・ミーティング計画の専門会社であり、早くに、この業界に進出した企業のひとつです。「グリーン・ミーティング」はミーティング・プランナー向けにミーティング候補地をサステナビリティの面で評価する得点制度を開発しました。 Their ranking looks at environmental programs in place at the convention and visitors bureau, convention center and hotels in the city’s conference package. この得点制度では、コンベンション&ビジタービューローとコンベンション・センター、そしてコンファレンス指定ホテルそれぞれにおける環境プログラムを評価しています。 They have scored Portland at the top, with a score of 147. The next in the top five are Calgary, Canada; San Francisco, CA; Pittsburgh, PA; and Seattle, WA. この制度では、ポートランドが147点でトップにあり、次にカナダのカルガリー、サンフランシスコ、ピッツバーグ、シアトルの順に続きます。 For us, the really competitive ones there are Seattle and San Francisco, because we are in the same geographic area, so if a meeting is planning to come to the west coast, they are our competition. ポートランドにとって最大の競争相手は、シアトルとサンフランシスコです。コンベンションや会議が西海岸で行われるとなると、同じ西海岸のこれらの都市が競合相手となるわけです。 But, that ranking doesn’t really look at what the whole community is doing―we try to point out that a meeting will be greener just by being in Portland, because of all of the practices throughout the community from recycling to transit to farm-to-table cuisine. しかしながら、このランキングではコミュニティ全体の取り組みというのは考慮に入っていません。この点を私達は推し進めて、「ポートランドで会議開催するだけで、すでに他の都市で開催するよりグリーンである」と言っています。リサイクル制度や交通機関が整っていること、食べ物の地産地消が盛んであるなど、コミュニティ全体がサステナブルだからです。 But, Seattle, Vancouver British Columbia, and San Francisco political leaders are all really pushing sustainability as well. Seattle and San Francisco, like Portland, have climate action plans and numerous other programs. しかし、シアトルやカナダのバンクーバー、サンフランシスコの政治家もサステナビリティの政策を強くすすめています。ポートランドと同様に、シアトルとサンフランシスコでは気候変動行動計画他、多数のプログラムがあります。 So, we know in Portland that we can’t rest on our laurels―we must continue our efforts and continue our improvement―and as long as we all keep competing in this manner, that is only a good thing for the planet!ですから、ポートランドも今の状態に満足してはいられません。つねに努力をしていかなければならないのです。私達がこのように競い続ける限り、結局はこの地球にとっては良いことづくめとなるのです。 So, thank you again for the opportunity to speak with you. This issue of sustainability is one that we are all in together, so I wish you the best of luck with your endeavors, and if there is any more information that we can provide, please feel free to contact us. 最後に、本日はポートランドについてお話する機会をいただきまして、ありがとうございました。サステナブルな社会は、地球の皆が協力してこそ、実現できることです。日本の皆様のさらなるご健闘をお祈り申し上げるとともに、更に私たちで協力できることがありましたら、お気軽にお問い合わせください。アメリカ ポートランド・オレゴン観光協会 国際観光部長ジェフリー・ハマリー氏 同協会コミュニティ・リレーションズ・ディレクター ヴェロニカ・リナード氏のプレゼンテーションより(2009.11.6)