車というのは便利だけれど、故障すると非常にやっかいなものだ。先週、友達の家へ行った帰り急に動かなくなったうちの車は、なんでも電気系統が故障したらしく、修理に4日もかかったあげく、その修理費といったら泣きそうなくらい高かった。マレーシアに比べると車そのものは安いけれど、修理費が異常に高い上、今乗ってる車は部品が高いらしいのだ。この先、どこか故障する度にこんな額を払わされたのではたまったものではない。ということで、この車を売ってしまおうと考えている。売る前にドアとバンパーのところにある傷を直してもらわねばならないので、昨日早速panel&paint専門の修理工場へ車を持って行った。ニュージーランドでは車を修理に出すと、その間別の車を貸し出してくれる。これは“courtesy car”と呼ばれるがもちろん、運転手つきではなく、自分でその車を運転して帰らねばならない。昨日たまたま残っていた一台のcourtesy carはマニュアル車。最近はマニュアルに乗る人が少ないせいか、みんなオートマ車を選ぶのだそうだ。オートマ車を借りるなら明日まで待たねばならないということで、思い切ってマニュアル車を借りることにした。マニュアル車を運転するのは3年ぶり。運転できるかどうか不安だった。一番の難関は発進。アクセルを踏みながら徐々にクラッチをはずすタイミングが難しい。なんとか走り出したものの、信号などで一時停止し、再び発進させるたびに緊張した。オークランドでの運転はまだ道もよく分からないし、「右優先」という変な規則に慣れていないこともあって、ただでさえ緊張するのに、乗りなれない、しかもマニュアル車の運転とあって、もうドキドキものだった。最悪だったのは坂道発進。家の近くの急な坂道のてっぺんにある信号はこういう時に限って赤になる。しかも、後ろには別の車が。。。「失敗できない」とえらく緊張し、アクセルをふかしすぎてしまった。
幸いエンストすることもなく、なんとか無事に家にたどり着いたときの安堵感といったらなかった。あさって、車を返しに行くときも無事に運転できるといいのだが。。。
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