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カテゴリ:生活
このところ家探しに奔走している。オークランドはこの数年で土地の値段が急上昇したため、私達のような一般庶民が家を購入するのは容易ではない。できるだけシティから遠くないところに3bedroomの一軒家をという予算に見合わない願望を抱いているせいか、なかなか希望通りの家が見つからない。
既に何十軒もの家を見てきたため、オークランドの住宅事情についてちょっと詳しくなったつもりでいる。 家を探すときに日本だったら、まず駅の近くなど交通の便がよいところは値段が高いと相場が決まっている。こちらでももちろんシティに近ければ近いほど高いが、交通の便はそれほど問題にならない。それよりもっと土地の値段を左右するのがスクールゾーンである。ここでは小学校はもちろんのこと、日本の中、高にあたるカレッジも入学試験によってではなく、どこに住んでいるかによって行く学校が決められている。それで評判のよい学校のスクールゾーン内にある家が高くなるわけである。私達が家を探している地域は、別の理由でそこを選んだのだが、たまたま評判のよいスクールゾーン内にあるため、値段が高くなってしまっているのだ。全く迷惑な話である。 もう一つネックになるのが、Pylonと呼ばれる高電圧鉄塔である。多くの国々では鉄塔のそばには家を建てないものだそうだが、(日本でもそうだっけ?)オークランドには鉄塔のすぐそばにも家が建っていることがある。鉄塔から発せられる電磁波が体に与える害について何ヶ月か前にテレビで報じられたらしく、(私は見ていないが)多くの人が鉄塔のそばにある家を避けるようになったため、当然のことながらこれらの家の価値が下がってしまったわけだ。よい場所に手ごろな値段で素敵な家を見つけたと思い、実際に行ってみると近くにPylonがあって、がっかりさせられたことが何度かあった。最近では実際に行ってみる前に不動産屋に電話してPylonが近くにないことを確かめることにしている。 家探しをし始めてから分かったことは、家の値段にバーゲンはないということ。ちょっと安くていいと思うと、必ずそれなりの理由があるのだ。Pylonの近くだったとか、ハイウェイ建設予定地の近くだったとか。やはり、予算に見合った場所でそれなりの家を探すしかないのである。 家が買えるまであとどれぐらいかかるだろうか。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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