カテゴリ:シェパード 1
相変わらず私の心にはわだかまりを抱えつつも、裏腹に子犬は日々成長している。 名前はミッキーと名付けられた。そう、あのディズニーのミッキーマウス。 我家は一家揃って無類のディズニーファンなのだ。 そんなことはどうでもいい。とにかくそのミッキーの様子が変なのである。 人間の赤ちゃん同様、子犬も一日に何度もウンチをするのだが、それが毎回 下痢便なのだ。最初のうちは環境が変わったせいだろうなどと楽観視していたが こうも続くと不安になってくる。一体ミッキーの体に何がおきているんだろう??? とり急ぎ近所の獣医を訪ねてみることにした。 診察の結果、どうやら[コクシジウム]という寄生虫がお腹の中にいるらしい。 普通の寄生虫と違い目には見えない虫らしい。 タチの悪いことにそいつは小腸の粘膜細胞内に寄生し、細胞を破壊してしまうため 下痢などの消火器症状が起こるのだ。 子犬の時期に下痢をさせると肉体的な成長だけでなく、精神的な発育にも甚大な悪影響 をあたえるのだとか・・・。 獣医が言うには今どきめったにお目見えしない虫だそうだ。不衛生な環境でこの子の 親から感染したのだろうと。おそらくその犬舎にはコクシジウムが蔓延してるだろうと のことだ。 なんだと~!!!どうりで体重があまり増えないはずだ。 そんなとんでもない病気を抱えた子犬をあのバナナじじぃのやつ売りつけやがって!! 可愛そうなミッキー。 もうこうなったら何が何でもあんなところに返せるわけがない。 私の中の悪魔がついに敗北宣言をした。 今日から私がお前のママになってやる。そして立派に育ててやる。 早く病気を治し、立派なシェパードになってバナナじじぃを見返してやるんだ!! この日から私の犬バカ人生が始まったのだった。 -第一章 完- 第二章へ続く・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月04日 17時10分07秒
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