カテゴリ:シェパード 1
ちょうど第二反抗期というところだろうか。 犬というものは常に順位付けをするそうで、ミッキーの中では常に世話をしてくれる 私が一番、二番目に自分がいてその後、夫、娘と続いているようだ。 したがって私にはとても忠実ですごくいい子なのに、夫と娘の言う事は全くといって いいほど聞かなくなってしまったのだ。 なにかにつけ、「オレの方がエライんだぜ!」と言わんばかりに「ガルーッ!!」と やるものだから、夫は怒り狂い、娘は泣き狂う。 「オマエが甘やかすからこいつは調子こんでるんだ!」と今までもミッキーに対して かなり厳しかったが、それ以上に厳しく接するようになった。 しかしそれは逆効果だったようだ。ますます反抗的になったミッキーは、噛み付くように なったのだ。娘は毎日のようにやられっぱなしで泣いている。 夫などは負けてたまるかと殴りつけるものだから、私も黙っちゃいられない。 「アタシが一番面倒見てるんだから、面倒を見ないアンタ達の言う事なんか聞かなくて 当然よ!!」と。 ますます夫は怒り狂い「オレが欲しかったのはこんな犬じゃねぇ!だいたい何で家の中 にシェパードがいるんだ。コイツは外で飼う犬なんだ!!」などと言い出す始末。 本当にこの時期がいちばん辛かった・・・。家の中の空気は最悪だった。 やっぱり最初から無理だったんだ。こんな素人が扱えるような犬じゃなかったんだ。 私は後悔の念に苛まれた。 そして、ついに私は決断した。この子を警察犬訓練所に預けよう。 きっとここにいたらこの子はますます悪い子になってしまう。 そして我が家はここままだと崩壊してしまう。 暗い気持ちを抱えミッキーを連れて警察犬訓練所を訪ねたのはそれからまもなくの ことだった・・・・。 -つづく- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月09日 19時09分12秒
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