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そう、今日は娘の10歳の誕生日だ。 3日掛かりの超難産の果てに、へその緒を首に三重巻きにして娘は産まれてきた。 どうやら私のお腹の中で、へその緒をブランコにして遊んでいたようだ。 そのため陣痛の波がくるたびに絡みついたへその緒が彼女の首を締め上げるものだから、 なかなか外界に出られなかったらしい。 しかし、そんな状態で産まれてきたにもかかわらず、なぜか薔薇色の肌とクリクリ目を したとても可愛い赤ちゃんだった。 「よかった!人間だ!!」 私はホッとした。 実は妊娠中、「生まれてくるのは人間じゃないかも・・・?」と本気で思っていた。 私にとってそれはそれは苦しい10ヶ月間だった。 妊娠初期、重度のつわりに苦しみ、胎動が始まると何者が入っているのかと思うほど お腹の中で四六時中うごめくお腹に不安を感じずにはいられなかった。 よくドラマなどで、 妻:「あっ!今、赤ちゃんが動いたわ!」 夫:(お腹に手をあて)「どれどれ!あ~っ!ホントだ~!」 なーんて微笑ましいシーンがあるが、うちの場合は全然違っていた。 私:「ねー!なんかスゲー動いて苦しい!」 夫:「なんだそれ!!いったいどーしたんだ?!」 三角にとがったり、突然ボコッと跳び出したりするお腹が手などあてなくても見て取れる。 夫は恐れおののき、まるでホラー映画のようだ。 私の体内で暴れまくっていた娘は、とりあえず人間の姿で生まれてはきたが中身はまるで 猿そのものの女の子。 10年かかってなんとか人間に近づいてはきたが、未だミッキーの賢さにはには及ばない。 しかし、周囲の人々は彼女を「将来は必ず大物になる!」と口々に褒め称えてくれる。 本当に不思議なキャラの持ち主だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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