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昨日、全国トップを切って東京の桜(ソメイヨシノ)が開花したそうだ。
今年は暖冬の影響で、全国的に桜の開花予想日が例年より早まるらしい。 うちの会社の一角にも桜の木が4本植えてある。 今から6年ほど前、事務所新築の記念樹として夫が植えたものだ。 吉野桜が2本、緋寒(ひかん)桜が2本、ひょろひょろの苗木だった。 そのひょろひょろが今では立派に成長し、毎年春にはきれいな花を咲かせてくれる。 とはいえまだまだ名所の桜には程遠いが、それでもちょっとしたお花見気分は味わえる。 昨年の春も可憐な花を咲かせ、私たちを楽しませてくれた。 その桜がたいへんなことになってしまったのは、花が散って間もなくしてのことだった。 長い梅雨が明けきらぬ昨年7月のこと、桜の木に毛虫が大量発生したのだ。 そう、あのアメリカシロヒトリだかヒロシトリだかいうやつだ。 全くのん気なもので、会社中の誰一人その悪魔の存在に気付く者はいなかった。 ある日突然、裏の家の奥さんが怒鳴り込んで来てその事実を知ったのだった。 見るとそいつは桜の葉を食い尽くし、裏のお宅の家庭菜園にまで手を付け始めている 怒り狂う奥さんを尻目にただただ呆然と立ち尽くすのだった。 そういえばはるか昔、学校の校庭にある桜の木は初夏になると必ず消毒していたっけ。 これまで一度たりとも消毒せずにそれでも魔の手から逃れてこれたが、長梅雨のせいか それとも不精をしていたバチが当たったのか・・・こりゃ大変なことになった。 短気な夫は毛虫と裏の奥さんの剣幕に怯え、 「桜の木を根っこから切ってやる!」と喚いている。 そうはいっても記念樹である桜をそう易々と切れるはずがない。 慌てて噴霧器を買ってきて、シューシューシューシューーーーー!! しかし敵は手強い。何度も何度も噴霧器を背負い戦いは続いた。 結局完全に駆除できた頃には季節はすっかり移り変わっていた。 今年ももうじき桜の花が咲くだろう。 しかし花よりも毛虫のほうが気になってしかたが無い今日この頃なのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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