■THE WALL / PINK FLOYD
ライナーノーツ■41.THE WALL / PINK FLOYDクラシックロックしかも「プログレ」という範疇を懐古しトリビュートする時、外せないピンクフロイドというバンド。クラッシックをロックでやっているのではなくこのロック自体がクラッシックに近いサウンドと歴史があるということ。同名タイトルの前衛的映画のサウンドトラックとしての位置づけはともかく、2枚組みという大作で少々長いが、通していわゆる一つの交響曲として聴くことに価値を感じる。(発売当時がLPなので表裏4回は曲間が切れているが)各曲は効果音や台詞等で全て繋げる手法でアルバムが作成されていて、全体の纏まり感を高めている。各1曲1曲はストーリーがあって、それらの連続性と複雑な構成、そして、楽曲自身のストレートでシンプルなメロディーで、いつの間にか映像を見なくても、その世界に引き込まれる。そして、彼らの音楽に対する美意識に癒されてしまう。バンドの名前は聞いたことがあるが、妖しげで聴いたことはない、ポップ系のロックには疲れた、うんざりだという時、そして、泣きのギター、短調(マイナー)でどこか哀愁のあるメロディーのロックを求めるのなら、このアルバムをお奨めします。あえてお奨めの曲といえば、全米全米No.1ヒット曲DISK1#5.Another Brick in the Wall, Pt. 2 、#7. Goodbye Blue Sky ,DISK2 #1. Hey You ,#6. Comfortably Numb DISK1 1. In the Flesh? 2. Thin Ice 3. Another Brick in the Wall, Pt. 1 4. Happiest Days of Our Lives 5. Another Brick in the Wall, Pt. 2 6. Mother 7. Goodbye Blue Sky 8. Empty Spaces 9. Young Lust 10. One of My Turns 11. Don't Leave Me Now 12. Another Brick in the Wall, Pt. 3 13. Goodbye Cruel World DISK2 1. Hey You 2. Is There Anybody Out There? 3. Nobody Home 4. Vera 5. Bring the Boys Back Home 6. Comfortably Numb 7. Show Must Go On 8. In the Flesh 9. Run Like Hell 10. Waiting for the Worms 11. Stop 12. Trial 13. Outside the Wall drの他のライナーノーツを見る