癒しを求める
朝方、何度も目が覚め、夢を見ていたことを認識しました。それらの夢は全然覚えていないけど、今自分は精神的に疲れているんだと思います。癒されたい気分です。一冊の本を読み終え読書メーターに投稿しました。転載します。この作品には癒される要素はありませんでした。廃墟建築士 [ 三崎亜記 ]7階、廃墟、図書館、蔵といういずれも建物がキーワードの4つの短編集だ。そこへ三崎亜紀得意の、公的機関による様式美とファンタジックな擬人化による咀嚼が加わる。強引にも建物に芽生えた「愛情」を「理不尽な感情による錯乱状態」とまで言わしめる世界観や、各ストーリーを則るへんてこな法律をさもありなんと設定しているあたりは、ある種のジャンルが確立されていると思う。中でも、夜中に図書館の本が鳥のように館内を飛び回り、それら野生化した本を調教するための人がいて、法があるという第3話が最も奇想天外で、思わずのけ反った(笑)