今年最後の1冊
今年最後の1冊はこの本、なかなか考えさせられる話です。読書メーターに投稿しました。転載します。最後の医者は桜を見上げて君を想う [ 二宮敦人 ] 医療がいくら進歩しても不治の病はある。死病を知ったときの患者の葛藤は辛い。死を信じず遠ざけ、微かな確率に掛けて苦しい治療に残りの時間を費やすのか、死を受け入れ余生を自分らしく生きるべきなのか。医師は患者の病気と向かい合うのではなく、迷う患者自身と向かい合うことが出来るのか。主人公は同じ医大卒同期の福原、音山、桐子の3人。彼らは福原の父の経営する病院に勤務している。学生時代には気の合う3人だったが、数年後の今は患者への接し方、医療への考え方で大きく食い違う。そんなある日、音山の病気が発覚する。読み応え有り!みなさま、良い年越しを!(^^)/