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カテゴリ:雑感
東京駅は広い。でも、11番線は存在しないそうです。調べてみると、もともと機関車の回送用線路だったとかで、人が乗り降りしないので機関車が入線しなくなったことで廃止されたみたい。
そんな11番線が出てくる一冊の本を読み終え読書メーターに投稿しました。転載します。 θ 11番ホームの妖精 鏡仕掛けの乙女たち [ 籘真千歳 ] 面白い!どっぷりSFに沼った⤴鏡状門の開発により亜空間を結ぶ鉄道網が実用化した150年後の世界。東京駅の上空2200mの11番線ホームでたった一人勤務するのが、ほぼ生身と同等の有機式高度全身義体の紡防躑躅子だ。同じくサイボーグの狼「義経」と第七世代人工知能を有するマザーコンピュータ「アリス」とともに、到着する訳アリ列車の相手をする。実は地上の駅と隔離されたこの空中ホームで、躑躅子が一人駅を守る理由があった。超未来の話だけど、歪んだ現代社会の価値観や壊れた倫理感に対する風刺も効いていて、切れ味が良いと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/07/16 07:17:20 AM
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