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カテゴリ:雑感
そろそろ梅雨も明けそうだけど。
* 日本語には、「なんとか雨」という言葉が沢山ありますね。 一冊の本を読み終え読書メーターに投稿しました。転載します。 雨のなまえ [ 窪美澄 ] 体温に近い熱を帯びた雨が降り続き、終わらない梅雨。雨にはある種の欲求に対するカタルシスがあるだろう。だから、タイトルに期待して読んだ。R18の忖度をしない5つの「雨の物語」は、即座に衣服を濡らし、陽による挽回の余地を与えず身体の中に浸透していった。短編とはいえ、エンディングに残した主人公の心情はとても深くしっとりとしていて、なかなか乾かない。それがまるで、雨なんか止まないし、濡れた心も晴れないんだという作品の意図を感じた。だがこれは期待通り、自分はこういう窪さんの作品が好きだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/07/31 07:12:24 AM
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