まとまりつつある「まとめ」 ~帰り道~
つづき・・・T君ママは少し驚いたようでしたが、「えっっ、メッチャ元気やで!!」とテンションの高い声で答えました。私 「そうか、だったら良かった・・・。」Tママ 「Kちゃんは最近どう?」私 「いったりきたり・・・」Tママ 「えっ、何が?」私 「体調のことちゃうん?」Tママ 「ああ、体調のことか。」と、ぎくしゃくして最初はかみ合わない会話でした。でもT君ママと正面から向き合えたことで、突然何かがこみ上げてきて、私 「あれからずっと気にしてきたんやで。最後は体調悪くて逃げるような結果になってしまったからな・・・。」Tママ 「ああ、そんなこと、私はもう全く気にしてないで!!」と微妙な言葉が返ってきたので、「ほっといてくれ」と言ってるのか、「気にするな」と言ってるのか、私にはどちらか分かりませんでした。でも、この際どう思われようが、自分の気持ちを伝えたかったので話を続けました。今伝えないと、この先もずっとT君ママの事を引きずって生活していかなければならないことは分かっていたからです。自分勝手だとは思いますが、私は今までの状態からどうしても一歩前進したかったのです・・・。私 「あれだけの事があったんやから、T君ママも苦しかったやろうけど、私もほんまに苦しかったんやで。T君ママのことが好きやったから余計に苦しかったんやで!!」Tママ 「でも私はKちゃんの口から聞きたかったんや・・・。」私 「私もたとえT君ママとの関係が崩れても、絶対私の口から伝えるべきやったと後悔したわ。ほんまにごめん・・・。」Tママ 「でももう何とも思ってないって!その証拠に今Kちゃんと普通に話してるやん。そうじゃなかったら、ここで怒鳴り散らしてるわ!!」私 「そうやな・・・、T君ママの性格やったらそうしてるよな。ありがとう・・・。」Tママ 「Kちゃんは何でも深く考え過ぎやで!」私 「そうかもしれんな・・・。でもT君ママのことは私にとって簡単なことではなかったんやで。それから手紙、ありがとう。ほんまは返事したかったけど、ウチの旦那の気持ちもあるから、勝手なことはできんかったんや・・・。」Tママ 「そうやな・・・。ところでJさん(旦那)は元気なん?仲良くやってるん?」私 「うん!」Tママ 「皆が元気で仲良くやってるんやったら安心したわ。ウチの旦那はまた年末にカテーテルして、Tはまた「ひきつけ」起こして、病院の先生に「てんかん」があるかもしれんって言われたんや・・・。」私 「そうなんや、あれからいろいろ大変やったんやな・・・。」私は一瞬以前の関係に戻ったような錯覚に陥り、「何か力になれることがあれば・・・」と言いかけましたが、すぐに現実を思い出し言うのを止めました。それでもTママは、「KちゃんもJさんが出張の時とかにR(ウチの息子)がまた「ひきつけ」起こすようなことがあったらすぐ言っておいでよ!Rも7歳になってから起こしてるから心配なんや。Kちゃんはすぐパニくるからな!!」と、笑って言ってくれました。私には言ってあげることのできなかった言葉を彼女はサラッと言ってくれました。私は彼女のそういう優しさを知っていたので、今まで簡単に割り切る事が出来なかったのだと思います。そして私は最後に聞きました。私 「止めた?」Tママ 「あの日以来、きっぱり!!!」~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~次回最終回!!たぶん・・・