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Once in a Blue Moon

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2008年05月22日
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カテゴリ:お話し
 

祖母には、親しい友達がいなかったと思う image47214[1].jpg

 

引越しをするまでは

近所に他の娘達もいたので

寂しい思いをすることは無かった

 

でも、引越しをしてからは

何処に行けるわけでもなく

近所とは特別な付き合いもなく

 

だから、話し相手は孫しかいなかった

その中でも、一番身近な私しか・・・

 

『大きくなったら、何処か連れってとくなはれや』

『あんたしか、頼りにできる人はおまへんのやで』

『お婆ちゃんを助けとくなはれや』

祖母が私によく言っていた

 

祖母が、それなりに青春を楽しみ

幸せな生活を送っていたのならば

この環境にも耐えられたのかもしれない

 

祖母の寂しい気持ちに

誰も気付いてあげられなかったのか

少なくとも私は気付けなかった・・・

 

今、病院にはなぁ

僕に会うために来てくれる

お婆ちゃんがいるんやで

私が死ぬまでこの病院を舐めないでねって

笑顔で話してくれるお婆ちゃんが・・

 

今なら、あなたを笑顔にしてあげれるのに

>>>>>つづく






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Last updated  2008年05月22日 21時35分01秒
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