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テーマ:子育て現在進行形(1980)
カテゴリ:子供のこと
今日は我が愛する息子の3歳の誕生日。
夜中の3時過ぎに破水して、今頃は病院(年齢の 事もあり総合病院だった)のベッドで朝食を食べて いた頃かな(手配が間に合わず、産科用ではなく 普通の地味な食事だった)。 予定日は1月31日だったので、当然陣痛は起きて いないため促進剤を投与され、時々起こる痛みに 「これが陣痛というものか」なんて、気楽に思って いたが、朝いち来てくれた先生が「笑って話せてる ようじゃ、まだまだだな」と言っていた意味を 後々知る事になる。 この先生、結構若い男の先生で、クールというか ちょっとさめた感じのある先生だった。 内診がとてもとても苦手な私は、この先生から 「そんなんじゃ自然分娩は無理ですよ」と 冷ややかに言われた事がある。 さてさて・・・ それから数時間してもなかなか本格的な陣痛が つかず、かといって破水しているので今日中には 産まないとと言う事で、「このまま陣痛がつかな かったら帝王切開します」と言われちょっと不安 になっていたが、主人が仕事を終え駆けつけて くれた7時頃には、これが陣痛というものか~という 痛みが波のように押し寄せては治まって・・・。 そんな繰り返しがしばらく続いた後、私より一足後に 来ていたもう一人のママと並んで分娩台の上に居た。 「痛~い、ひぃ~、助けて~」結構ダイナミックに声を あげる隣のママに先生も助産婦さんもかかりっきりに なり、私は何と主人のリード(ヒ、ヒ、フってやつ)で 痛み逃しをやっていた。 たった数度、講義を受けただけなのに良く覚えていたなぁ と本当にびっくりした。 当然その時はそんな感心をしてる余裕もなかったが、先生 も助産婦さんも主人のリードぶりに安心していたようで ほとんど子供が産まれる直前まで主人に任せっきリだった ので私は正直、不安でたまらなかったんだけどね(^^;)。 そうして・・・ 分娩台に上がってから2時間ほどだったか、午後9時48分 に元気な男の子が誕生してくれた。 先生に「自然分娩は無理」と言われた時、絶対に頑張って その言葉見返してやる!とか思っていたけど、子供の誕生 という感動の中で私は先生に「ありがとうございます。 ありがとうございます」とひたすらお礼を言っていた。 (なんか書いててウルウルしてきてしまったわ) 翌朝、病室に運ばれた食事に、1枚のメッセージカード が添えられていた。 「おめでとうございます。ご主人と力を合わせての とても静かなお産でした。」 感動の涙が一気に溢れてきた。 愛すべき素敵な子供を授けていただき、 本当にありがとうございます(感涙)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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