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本日は、サンクリニックのIさんのご案内で岡山を巡りました。 まず、備前長船刀剣博物館です。 日本刀が展示されていましたが、その凛とした美しさに息をのんでしまいました。歴史的な遺産として、見学したことはありましたが、美術作品としてじっくり見たことはなかったので、いい経験をさせていただきました。 日本刀の刀匠の方々は、戦後、不遇な状況におかれたこともありましたが、匠の技を絶やすことなく、伝承してこられました。その心意気を感じ入るとともに、品位の高い精神性と技のすばらしさに感動してしまいました。 日本は「匠の国」といわれます。すべての日本人が、それぞれに「匠」となり、その「技」を生涯にわたって磨いていけば、日本という国がもっと精神的に豊かになるでしょう。完成度の高い日本刀を拝見して、心が洗われるような気持ちになりました。 和気神社にもお参りしました。和気神社には、和気清麻呂公が祭られています。 和気清麻呂は、道教事件で、僧道教が称徳天皇から寵愛を得て、偽の神託により、天皇になろうとしたのに対して、「道教を天皇にすべきではない」という神託を言上したため、流罪となりました。道教の権力に誰一人逆らおうとしなかったなかで、命を賭して異を唱えたのです。 その後、称徳天皇の崩御に伴い、道教が失脚し、和気清麻呂も政界に復帰しました。桓武天皇に仕え、平安京の建設に尽力することになります。岡山が和気清麻呂の生誕の地であることは存じませんでしたので、いい勉強になりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 10, 2010 01:21:02 AM
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