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カテゴリ:病気のこと
今回は高血圧についてスタッフがまとめた壁新聞のご紹介です 高血圧について 日本では高血圧になっている人はおよそ4000万人 そのうち治療中の人は1000万人 治療が良好な人は約500万人といわれています 高血圧の治療には降圧剤がつきものですが 降圧剤は薬の服用している間だけ血圧を下げる薬なので 薬だけ飲んでも高血圧は治りません そのため降圧剤を飲んでいる人も必ず生活習慣を改善することが大切です 生活習慣には食事、運動などがあります その仲で今回は、高血圧の人に効果的な食事の内容「DASH食」をのせています これは高血圧で無い人も予防することにつながります DASH食とは高血圧を防ぐ食事法と言う意味の略語で アメリカで調査・研究され 高血圧の改善に効果が認められている食事方法です DASH食で増やす栄養素はカリウム、カルシウム、マグネシウム、食物繊維、たんぱく質で 減らす成分は飽和脂肪酸とコレステロールです DASH食は減塩食を組み合わせるとさらに効果的です ただしDASH食は腎疾患などの合併症の無い人が対象です 今より増やす、今より減らすという方法なので 今日からでも始めることが出来ます 増やすものは低カロリーの食品、 減らすものは高カロリーの食品が多いので 肥満解消にも有効です ぜひ試して、継続してください DASH食のポイントになる栄養素 増やす栄養素 カリウム(塩分の排せつを促進して血圧を下げます) 野菜や果物でとるのが効果的です カリウムは煮ると約30%が煮実に溶け出してしまうので 焼き料理や塩分控えめの汁物 生ジュースなどで味わいましょう 食品:イモ類、かぼちゃ、ほうれん草、モロヘイヤ、春菊、菜の花 さやいんげん、枝豆、大豆製品、アボカド、りんご、バナナ、柿、 メロン、スイカ、海藻類など カルシウム(塩分の排せつを促進して血圧を下げます) カリウム、マグネシウム、食物繊維と共にとることで相乗効果が生まれ 血圧が下がると考えられています 食品:牛乳、ヨーグルト、菜の花、モロヘイヤ、小松菜、大根の葉、 ごま、小魚、豆腐など マグネシウム(カルシウムと作用して血圧を調整します) マグネシウムは、カルシウムの働きと拮抗する作用をもっていて 血圧調整をより円滑に進める作用があります 食品:アーモンド、カシューナッツ、ゴマ、大豆、納豆、ひじき、わかめ、玄米など 食物繊維(血圧調整、高血糖や糖質異常症の改善にも) 食物繊維は近年、 腸内の余分な糖質や脂質を体外にだす作用があることが判明しました 血圧に関しては 食物繊維が腸内にある過剰なナトリウムを包み込み その排せつを促すことで血圧が上がるのを抑える効果があります 食物繊維には腸で溶ける水溶性と溶けない不溶性がありますが ナトリウム、糖質、脂質の排せつを促すのは水溶性のほうです 不溶性は腸の働きを活発にし、便秘や大腸がんを予防します 食品(水溶性):オクラ、モロヘイヤ、山芋、海藻類、こんにゃく、りんごなど たんぱく質(血管を健康に保つために欠かせない成分です) 体を作る主成分であるたんぱく質は 血管の老化を防ぐのにも不可欠な栄養素です 不足すると、高血圧の人では脳血管障害を起こすリスクが高まります 生活習慣病になると、肉を食べてはいけないと勘違いしている人もいますが 良質なたんぱく質である肉も 死亡の少なめな部位を中心に適量にたべましょう 加えて植物性たんぱく質も積極的にとりましょう 食品:肉類(牛肉や豚肉では赤身がよい)、魚介類(イカ、たこ、かきなど)、 大豆製品、牛乳など 減らす物 脂肪(飽和脂肪酸とコレステロールを少なめに) 具体的には、脂身のついた肉、レバー、高脂肪牛乳、バター、卵など 動物性脂肪やコレステロールが高い食品をひかえめにします 好物であってもそれらを食べる回数を減らすことは必要です 高血圧を改善するだけでなく 合併症である脳卒中や心筋梗塞などを防ぐ意味合いもあるので 実行するようにしましょう 食品:(特に牛肉と豚肉の赤身以外の部分)、ひき肉、ベーコン、ソーセージ、 卵(1日1個を目安に)、するめいか、たらこ、レバー、 生クリームやバターをたくさん使った料理・お菓子、マヨネーズ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 9, 2011 11:00:41 AM
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