光の存在へ♪

地面の上を移動する手段を選んだ我々は、日頃上下移動をすることは稀である。

しかし、種に拠っては上下移動を当たり前のこととして、それすらも気にすることなく楽しんでいるものもある。

鳥類しかり、海洋生物しかり…。

気圧や風・潮の流れなどの制約はあるにしろ、平面移動のものからすると、移動体積の大きさは比べ物にならないだろう。

でも♪

私たちにも出来る。

それは、意識を飛ばすということ。
肉体を３次元世界に置いたままでも、山の上、海の底、宇宙のただなかに存在することが出来る。

山肌を滑るように飛ぶ鳥の横を、やぁ♪と挨拶しながらランデブーをすることだって。

その時に、私の羽根は薄いグレーから、羽ばたく度にどんどんと色を薄くし、やがて真っ白な羽根で羽ばたく私になる。

大空から降り注ぐ太陽の光を全身で浴び、楽しげに風に乗って、私は飛ぶ。


意識の散歩は素敵だ。