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カテゴリ:日記
どういうわけかここのところ「蛍の光」が気になっていて。
「あれはドヴォルザークの作品じゃないの?」と思っていたが、どうやら違うようだ。 私が勘違いしていたのは、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」の第2楽章、「家路」だった(笑) で、その「蛍の光」、調べてみました。 スコットランド民謡で、日本語の歌詞は明治初期に作られたようだ。 本来は、旧友との再会を喜び酒を酌み交わす…とかいう歌詞だそうです。 で2番は、あんまり楽しくなっちゃって、踊れるようなアップテンポになってるそうです。 踊っちゃうくらいのノリのいい蛍の光ってなんだかいいなぁ。 しかし、いつの間にか日本では、お別れの歌として定着してますね。 我々の知っている歌詞は「ほたぁぁるのひぃかぁぁあり、まぁどぉのゆぅきぃぃぃ♪」 って感じですよね? まぁ良くしっていて2番を聞いたことがあるかなぁ?くらい。 1.蛍の光窓の雪、書読む月日重ねつつ、いつしか年もすぎの戸を、開けてぞ今朝は別れ行く 2.止まるも行くも限りとて、互いに思う千萬(ちよろず)の、心の端を一言に、幸くと許り歌うなり でもこの曲には3番も4番もあったそうです。 3.筑紫の極み陸の奥、海山遠く隔つとも、その眞心は隔て無く、一つに尽くせ国の為 4.千島の奥も沖縄も、八洲の内の守りなり、至らん国に勲しく、努めよ我が背、恙無く 場所を日本国土に限った作詞となっているので、愛国主義・軍国主義色濃厚として、戦後は唄われなくなったそうです。 でもこれをさぁ、地球規模で捉えたら、今のまんまなのにね。 海山が我々を隔てていたとしても、心は隔てなく、ひとつに尽くそう地球のため♪ 陸も島も地球の内なんだから、自分の務めとしてみんなで守っていこうよ♪ みたいなさ…。 惜しい!じつに惜しい!(爆) ていうかウィキによると、3番の歌詞は元々「かはらぬこころ ゆきかよひ」だったそうで、それを「男女の間で交わす言葉というクレームがついた」ために、真心は云々に置き換えたそうで。 なんちゅ~想像力…( ̄∀ ̄;) 男女の間と限定してしまった人、広義の愛を狭義の男女間と決め付けるあたり、自分の内面(妄想?)が暴露されてますよ!(爆) でもなんでお別れの時に「蛍の光」なんでしょうか? 開けてぞ今朝は別れ行く、という歌詞から? 定番化していて、この曲がなると出なくちゃいけない!という心理にさせられるから不思議(笑) 「図書館・博物館などの公共施設や、商業施設で、閉館・閉店時間直前のBGMとして鳴らす。暗黙に客の退出を促している。また、自衛隊の駐屯地祭や航空祭などでも終了時間に同様の理由でBGMとして流されることが多い。 」 でも、知ってました? 外国から来られているお客様には通じない、っていうことを…(爆) 日本人なら誰しも知っているから~と思っていたら全然店を出て行かない? …と思って見てみると外国のお客さん、なんちゅことがよくございます。 イギリスやアメリカでは大晦日のカウントダウンに歌うんですってよ!オクサン! だったらさしづめ日本は毎日大晦日なのか???ってなもんですね!(爆) 国が違えば文化も違う、ってところでしょうか。 ふと思いました。 メロディだけでも感動する曲はたくさんあります。 そこに歌詞という色合いをつけると、途端に限定されたものになるのだなぁ~と。 あえて言葉を乗せることによって、深い思いを抱く歌詞もありますが。 やはり、言霊、言葉には「意識」や「意図」が含まれているのですね。 ならば自分の発する言葉・言霊を大事にしたいものですな! ということで、これは言葉なのか声なのか。 哀愁なのか愛嬌なのか。 では!ネコ様がた、よろしくどうぞ~♪ Musashi's「蛍の光」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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