なくなった辞書と教科書
入学してすぐに いろいろと必要になる辞書を購入した。 息子は 自分で本屋で買ってきたが、名前は書かないでいた。 持ち物にはすべて名前を書くようにと、指導されていたので、私はあえて黙っていた。 入学してから、まともに学校に通学出来た日は数えるほどだ。 それなのに、息子は その辞書を名前も書かずに 自分のロッカーに置きっぱなしにしていた。 どうにか学校に行けた日、いざ辞書を使おうとロッカーに行くと すっかりなくなっていた。。。。。。 息子は教室で探しまわったが、友達に聞くこともなく なかったので諦めたようだった。 家に帰ってきて、 「 辞書がなくなった。。。 お小遣いで買ってくるよ。 」 「 え? なくなってって。。なに? まだ買って間もないのに? 」 「 たぶん、俺が休んでいる間に、誰かが借りたんだと思うけど。。。。でも・・ 」 と言って黙った。 たぶん中学の時のことが頭に浮かんだのだろう。。。 教科書を持って帰らないあの子に問題はある。 だが、置いてきてしまった教科書など、 いろんなものがなくなっていた。 いじめ。。。まではいかないが、 細かい嫌がらせや言葉の暴力を受けていた、息子。 起立性で動けなくなる数日前に 私たち親に打ち明けていた。 いろんなものがなくなることと、息子に対する嫌がらせを 繋げることはどうかと思ったが、 息子は、ダイレクトに 「 とられた。」と思っていたのだろう。。 今回のことを先生に相談した方がいいのでは?と思ったが、 「 言わない。。大げさにしたくないんだ。 」 そう言う息子に図書券を渡し、今度は名前を書くように促した。 そして昨日、息子は3時間目から学校に行ったのだが、、、 帰ってくるなり、 「 今度は音楽の教科書がなくなった・・・ 」と。。。。 黙って話を聞くと 「 さすがに、今回は先生に話たんだ。 」と。。。 「 すべて持ってくることはできないの? 」と聞くと、 「 バッグに入らないのもあるけど、、朝、どうにか学校に行ける日だって フラフラな感 じで行くんだよ。。だから、あえて自転車通学はやってないんだ。歩いて行く方が危な くないんだ。なるべく荷物は軽く済ませたいんだよ。」と。。 何も言えなかった。。。 それは 初めて自転車通学にしないわけを聞いたからだった。 私は勝手に、近いし歩くことが体に良いから、なんて思いこんでいた。。。 荷物の件を、先生に相談しても良いか?と息子に聞いたら、 OKが出たので、 先生に電話してみた。 学校としてみたら、『 ロッカーに入れておいたものがなくなった=窃盗 』 そんな発想だった。 ( それはそうだろうな。。。。 ) クラスだけでなく、学年全体で話すとことになったと先生は話してくれた。 犯人探し。。。それだけは してほしくなかったが、どうすることもできなかった。 とりあえず、全体にお話をしてから、息子の荷物のことを考えることになった。 学校に甘えるのはよくないが、どうしていいかわからないときは、 悩んでいても仕方ない。 今回、息子も先生に相談できたことは、よかったと思ってる。 私は、教科書がなくなったことより、 置いていく教科書類について、どうしたらいいか、、、。 息子と先生で話しあってほしいと先生にお願いした。