人生はジェットコースター！！

私が好きな小田さんの「クリスマスの約束」はとても

いい番組です。

小田さんが、若手も古い名曲もカバーしてたくさん歌ってくれますが、

特に２００２年の挑戦曲数は、すごい数で、しかもそのカバーは

本人をしのいでいると思うものも多いです。


最近の小田さんは、自信を見せる一方で、自分には器量がない、

と認める潔さがあって、途中までしか歌わない曲もあります。

「風のように歌が流れていた」（月曜組曲）では、

加山雄三やかぐや姫の神田川も、大胆にアレンジされていて、

とても感動しました。


小田さんが「自己ベスト」というアルバムを出したとき、

私のような古くからのファンは、オフコースの名曲が

あまりにも現代風にアレンジされていて、大変ショックを受けました。

しかし、コンサートなんかに行くと、昔のアコギもいいですが、

懐メロではなく、今の曲として受け入れられるアレンジに

むしろ感動しました。


最近ではフォークソング、ニューミュージックなども、ＮＨＫで

特集されたり、ＣＤ全集みたいなのが売られていますが、

みんな古い曲に感じます、というか当たり前のことです。

それが、小田さんの場合、いつまでもみずみずしくて、

「キラキラ」みたいな曲ができたとき、ほんとに前に進み続けてる

感じが、２０年一途に応援できた大きな原因かもしれません。


特に、１９９８年だったか小田さんが、生死をさまよう大事故を

起こした時ぐらいから、小田さん自身のスタンスが強く変わったように

感じます。

若手の人とライブに一緒に立つことも多くなったし、

かといって、同世代の人への叱咤激励の曲も多くあったりで、

コンサートには、若い人から団塊の世代の人まで老若男女が

集って、会場中を小田さんが全力で走り回って歌います。


前回のツアーには、大阪城ホールに２回行って、

万博公演での野外ライブにも行きました。

大きなスクリーンに映し出された小田さんの後ろに、

緑の木々が映画のように背景に流れて、

心が洗われるようでした。


しかもあの美しい高音は、今はやりの裏声（ファルセット）ではなく

素のままの声です。変声期がなかったように思うと

言われていたときもありましたが、普段話す声は

大変低いだけに、そのギャップははなはだ大きく、

鳥肌がたつ、とはこのことを言います。


早くアルバムが出て、ツアーがあるといいなあ、

と思いつつ、今日も小田さんの歌を楽しむとします。