人生はジェットコースター！！

さて、おじいちゃんと写真を撮り、無事帰っていきました。

しばらく沈黙の職場です。シーン。

私のケガのプリンセス話を、昨日しました。

今日は、これから話題にとりあげるべき、私の愛車、

フィット君とのなれそめです。

我が家には、今まで車というものが存在しなかったので、

私は車を買うということに興味を持ったことがありませんでした。

ところが、ある日、何気なく新聞の折り込みチラシで見た、

フィット、という車に一目惚れをしてしまいます。

思いこんだらすぐ行動の私は、２日後、一人でポーッと

ディーラーという所に行きました。

後で、思うとかなり大胆な行動だったわけです。

そこで、最初ピンクのフィットをと思っていたのですが、

思っていた色とあまりにも違っていて、かっくりしました。

そこで試乗車になっていた赤のフィット君の中を見ることに

しました。しかもそのフィット君、普通仕様ではなく、

ギアのところや、窓のボタン枠や、メーターの上の丸くなった部分まで

赤い車でした。オプションいっぱいの車だったわけです。

一目見て、撃沈です。

これしかない。

当時はビィッツが人気で、以前のかわいいマーチなどもあったけれど、

一途な私は、即決定です。

ただし、見積もりをして、その想像を絶する額に

さらに撃沈して、帰ってきました。

それからです。行動派の私は、高校時代の親友である

友人とその友人たちと、ディーラーめぐりをして

遂に、劇的プライスの店を見つけ、その日に購入を決意しました。

思い立ってすぐ行動、思い立ってすぐ失敗の私も

この時の決断は、最高！と言える決断だったと思います。

その後、このフィット君は、私の恋人のようなもので、

毎日お出かけです。

免許を取って、１０年以上もたったペーパードライバーでしたが

友人の車で、納車までの３ヶ月（人気がありすぎたわけです）

縦列駐車、バックなど、練習を重ね、友人のある一言で

開眼します。

車が届いてからは、ブイブイです。

１年で１３０００キロペースで走っていました。

そして、これは完全に父の血を引いていますが、

乗った初日から、乗車日記をつけていました。

日にち、どこからどこへ走ったか、走行距離、燃費、

帰宅時間、簡単な日記、

あくまでも、タクシーの運転手ではありませんが、

帰ってきた最後は、必ず記入して一日を終えました。

それは、休職で完全に倒れるまでの３年間かかさず続きました。

なので、そのメモを見ると当時どんな風に倒れていったのかが

わかります。

ただそれ以来、日記をつけれなくなりました。

つけれる状況ではなくなったからです。

ひどくなっていった時には、

簡単な一桁の足し算ができなくなりました。

給与計算という大事なところにいた私も、

何度計算しても合わないことにすっかり自信もなくし、

後輩に仕事を託していくことになります。

エクセルでピポットテーブルまで使いこなしていたのに、

データの貼り付けができなくて、一つ一つ入力しては

確認、他の人にも確認してもらって、ということも

ずっと続きました。

話の途中で、何を話していたのかがわからなくなることも

しょっちゅうでした。

「今、何の話してたっけ」　

一日、家でも職場でもこの連続です。

目がかすんで見えなくなりました。

動悸もひどかったし、手も震えました。

漢字もどうしても思い出せなくなり、簡単なものまで

微妙に違う漢字しか書けなくなりました。

薬の副作用の影響もありますが、それぐらい強くないと

私の頭は回転を止めようとしなかったからのようです。

その分、一生懸命いろんな人に手紙を真心込めて書きました。

何度も記憶をたどりながら、必死で思い出しながら、

手の震えを押さえながら、がんばって書いてみました。

パソコンにも触れ続けてみました。

今、思えばそれが、全部リハビリになっていました。

今、ブログは１日平均、原稿用紙にして１０枚から１２、３枚書いています。

そう思うと飛躍的な進歩です。

手紙も普通に書けるようになりました。

字がきれいかどうかは、また別の問題です。

このフィット君とも、びっくりするようなことを

私はよくいい具合にしでかしました。

その話もまたいつか。

あ～、今日はおなかが空いたなあ。