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やすむって言ってたのに~、むちゃくちゃ面白かったので、 更新してしまいます。日にちが変わったので、いいですよね~。
さっきNHKで、人形浄瑠璃(文楽)の太夫、豊竹咲甫大夫 (太ではないです)さんが出ていました。 いやあ、むちゃくちゃ面白かった~。 私は、大学1年の頃から、文楽にはまったのですが、 これがまた、本当に泣いたり笑ったり怒ったりで、 話は近松門左衛門のような世話物(恋愛物)曽根崎心中とか 仮名手本忠臣蔵、正月はお祝いの寿(さんばんそうだっけ?)、 夏休みになると、こわい話(女殺油地獄とか)や孫悟空など、 江戸時代の庶民の娯楽だっただけあって、 身分違いの恋に悩んだり、主君との板ばさみに悩んだり、 そのために命を差し出したり、親子の情など、 ともかく喜怒哀楽がつまっていて、はまります。
去年は、一番好きだった人形遣いの吉田玉男さんが なくなられましたが、人間国宝:吉田玉男、吉田箕助、竹本住大夫 鶴沢燕ざ(漢字忘れました~)が出る段(一番面白いシーン)は、 もうむちゃくちゃおもしろかった。 人気が最近また出てきたようですが、一度だけ、ど真ん中の前から 4列目という最高の席を偶然、文楽劇場に勤めていた親友の Sちゃんからもらった時には、とびあがるほどうれしかったことを 思い出します~。間近すぎて、感動。 もうあんな席は取れないなあ。
最近は、売ってる床本(ゆかほん:セリフ集)も大きくなって、 字幕まで出る時代になりました。 もうビックリです。
人形遣いは、主遣い(頭と右手を遣います)と左遣い、足遣いの 3人で一人の人形を、扱います。 主遣いがひとたび人形を持つと、人形に魂が吹き込まれたかのように、 人間が演ずるよりも、感情豊かな顔をあらわします。 能は見ないですが、同じような感じでしょうか。 やっぱり伝統という名で、ここまで伝わったものは、 クラシックなどと同じで、いいものだけが残っているんだなあ と奇跡にも似た思いがします。
太夫は、全ての人の声音、状況を使い分けますが、 竹本住大夫さんくらいになると、出てきただけで、 空気が変わります。 今日の、豊竹咲甫大夫さんは、3歳年下でしたが、 あの年では考えられないくらいの、野太いいい声を出していて、 ホープと言われるのが、よくわかりました。 確かに、若いときから舞台をよく踏んでいらっしゃったなあと思いながら、 格段にうまくなっている義太夫節に、また文楽行きたいなあ と思わせました。
あ~、大阪に住んでてよかった、と思うひと時でした。 ゆっくり時間を取って、また国立文楽劇場に行きたいなあ。 いいものを見させてもらいました。 これからお風呂に入って、寝ることにします。 いい夢見れそうだ~。 あ~、面白かった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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