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カテゴリ:うつ病
先日、うつ病の回復期について、少しまとめてみたいと 思います、と書いたので、書きます。
うつ病の初期に役に立ったのは、イラストと大きな字ばっかりで 見やすかった、(写真とか引っ張る方法がよくわからないのでまたまた文字で) 「『うつ』に陥っているあなたへ」(有名な)野村総一郎さんの講談社から 出ている本です。買わずとも一度手にするだけでもいい本です。 (「ツレがうつになりまして」も家族が見るといい本ですね。) そこで、経過をグラフでまとめているページがあって、 今まで見てきた本の中で、一番わかりやすく、今の自分が ものすごく納得できる内容です。 そこの大見出しは、「発病期と回復期がはっきりわかる」 発病期についても書きたいけど、今日は回復期のみです。
病気の段階が6つに分けられています。 5段階目が、私で言うと去年の年末あたりの段階からです。 「回復のきざしが出てくる時期です。症状は、2(省略・・。)の段階に 似ていますが、気分の変動が激しいのが特徴です。 回復期とはいえ、行動を起こす気力が出てくるため、 自殺を実行してしまう危険性はかえって高まります」 この文章のまんま。 5月に入るまで、こんな具合でしたね~。 自殺の危険性、高まりました。ほんとに危険だった。 グラフもかなり激しく上へ下へと動いています。 こんな感じで心も動いていた。 自分も大変だったけど、周りが一番大変だった時期のような 気がします。何が起こっているのか、誰もわからない状況でした。
そして、6段階目の回復期。 これは、5月の半ば、私ははっきりとこの時を自覚しました。 このブログでもそんなことを書いた覚えがあります。 これは、治せる!!と確信した時からの状態は、 本でいうところの 「ものごとへの興味が戻り、治りたいという希望を抱くようになります。 気分のよいときには、自信も出てきます。 身体症状も軽くなりますが、疲れやすいので、本格的な 社会生活はまだ控える必要があります。」 また 「回復期になると、ものごとを楽しめる感覚が戻ってきます。 回復期に入った時点も、比較的はっきりわかります。」
とあります。 ということで、5月の半ばから急激に、自分も周りも わかるくらいによくなり始めました。 それから薬の減薬が始まり、治ったらいいなあ、 と何となく時の流れにまかせていたものを、 自分で治そうと強く思った6月半ば頃から、薬の断薬を 開始しました。 それから2ヶ月ほど。 この間に、計4種類10錠(パキシル・セデコパン・レドルバー トレドミン)を断薬し、今は頓服的にレキソタン、自分で調節する マイスリーだけになりました。 自分でもはっきりと治す意思があったので、体にちょっと無理を させながら、減らしてきたこともよくわかっています。 普通は、ここまで一気に減らす必要ないですもんね~。 結構、飲んでて副作用があちこちに出ていたので、 私は早くなくなってよかったですが、 ゆっくりでいいなら、ゆっくりがいいと思います。 体に無理をさせていた分、この猛暑を乗り切るために、 ご飯を意識してたくさん食べたり(ちょっと体重を戻しました)、 ともかく早く寝てしまう、ということをしています。 薬でこの数年間、支えてきた心と体なので、 抜くダメージも大きいです。 薬がなくなると、治った、と自分も周りも安心しがち。 もう大丈夫だろう、と自分も周りも思いがち。 まだまだ疲れやすいのは、自分が一番よくわかるので、 無理をしないように、今までになく慎重に慎重を重ねた 生活を送っています。 自分の体と心は、自分で守らないといけない、 ということがやっとわかってきました。 今までそれがわからなかったんですよね~。
もう少し、きれいにまとめたいところですが、 完ぺき主義はやめにして、まあまこんなところで。 ということで、とっとと今からお風呂に入り、 ぐっすり寝ることにします。 うつ病のおかげで、案外寿命が延びたかもしれない。 この病気、結構人生観が変わっていいみたいです。
最中は、真っ暗闇だったので、今は光がまぶしいくらいか。 あっ、それは目が疲れてるからですか~。 とほほ~。
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