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カテゴリ:箪笥のなかみ
箪笥に入っているものを見たときに、びっくりしたのは
これ。 「えらい、地味なのやなぁ~」と。 これは、祖母の代からの3代目のゆうき紬です。 縫い上げた時、祖母が、 「さぁ~~、お前の代で、やっといい具合になじんで、 着安くなるはずやから、子どもの手がはなれた頃、お 芝居でも、観に行ったらええわ。 わいが着てた時は、がさがさとして、ほんま、着にく かったけど。」 落語家なんか、師匠が、自分の弟子にあいにきせて おいて、着やすくなるようにしてたもんや。着やすい ようになったら、ほんま、ええもんやで。 けど、絶対、気のはるとこには、着ていったらあかんで。」 「なんで?」 「そういうもんや。ほんまの、普段着なんやから」 こんな地味なものを着るようになる時がくるのか?と、 思ったものですが、ちょうど、着こなせる年頃になり ました。それなりの、貫禄が必要ですね。^^ 「美しいキモノ」(秋)の別冊付録 「きものスタイリング術 木村孝のおしゃれ塾」 p.27の記述がちょうどこのキモノにぴったりかな? 見にくいのですが、本の下の方に色見本があります が、その一番左の色ではないかな? 左から 瑠璃色・縹色・浅縹色・露草色・水色 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 現代に着やすい色を選んで 四季の色を装いに生かす (夏) 藍色は親しみを感じさせる夏の色 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (はしょって引用) 瑠璃色は、仏教でいう七宝のひとつの、美しい青色 玉(ぎょく)の色です。~~~ 青金色(ラピス・ラズリ)のことです。~~~ 藍染めは、うす色から何度も藍甕の中に入れ、手間を かけて染めてゆきます。紺色は藍染めのいちばん濃い 色です。深縹(こきはなだ)は縹系ですから、藍でも 緑に傾いた色です。藍染めはだんだん濃く染めてゆけ ば赤みが加わり、紫みをもちます。紫みが強くなれば、 紫紺色(しこんいろ)、つまり茄子紺(なすこん)の ようになります。 はぁ~~、いかにも茄子紺というのがぴったり! なんで、こんな濃い色を、単衣の夏用にしたのかな? と、思ってたのですが、これが、一番なのですね。 こんな、コーデを考えてみました。 塩瀬(?)名古屋帯(露芝) 袷用ピンクの帯締・帯揚げ(虫食いはっぱ) 単衣用袋帯(? リバーシブルなんですけど、正体不明帯) 夏用ピンクの帯締・帯揚げ(ナデシコの花) 名古屋帯 単衣用(6.9月)帯締め・夏用帯揚げ(緑ぼかし) 明日、電車にのってちょっとお出かけ。最後のコーデ で行こうかしらと思ってます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/09/26 01:27:00 PM
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