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2009/09/02
カテゴリ：別れのとき
ふたりの子どもたちの通っていた、高校の井上校長先生が
亡くなった。 ＰＴＡの社会見学で、２００７年の観劇会ご一緒した。グランビアのランチの折には、 他のテーブルに座っておられ、和やかにお話されてい たお姿を拝見したのが、最後となった。 あのときは、上の子は、卒業していて、下の子が２年生に 在学中。観劇会の翌週だったと記憶しているのだけれ ど、校長先生が急遽病気療養に入られたとのことを高２の 子が、帰宅開口一番、残念がっていた。 「へぇ～～、お元気そうだったのに」と、思ったものだ。 今、入ってくるはなしをたどってみると、あの観劇会の時 期は、検査待ちの期間であったようだ。 上の子が入学した時に校長先生となられて、Ｎ高の校風に ぴったりの方で、めったに人の事を評価することのない、 うちの二人の子どもたちでさえ、井上校長先生をとても尊 敬していた。 校長先生の奥さまは、高校の時の同級生でいらして、大変 な美しい人。夏の高校野球の予選には、いつもご夫婦でい らしてて、生徒たちのあこがれの的でいらした。 お年は、休職に入られた時、定年を残すところ１年だった と記憶する。 あとに続かれた校長先生は、学校の先生のご経験がない方 で、在学中の下の子には、たいそう不評だった。。。 どこが違うのか。。。 いつもどこかにいらした。上記のＰＴＡ活動の折には、も ちろん、体育祭、文化祭には、お席になんて座っておられ ないで、いつも子どもたち、の中におられた。文化祭の中 庭コンサートの立ち見の時も、気がついたら、私の真横に おられて、出し物が途切れたら、すごい勢いで、出ていか れてた。一番間近でお見受けしたのはそのときだったけど、 肩の高さが私と同じぐらいの、小柄な方だった。びっくり した。存在感が大きい方だったので、意外だった。 スピーチは、短く、それでいて、子どもたちの心に届く。 言葉のかけかた、仕草のひとつひとつ、行事の時など、何 千もの目が注目するのだ。はい、今日から校長先生にとい うことで勤まるはずもない。 井上校長先生の在職中にＮ高に通うことができた、うちの ２人の子は、とっても運がよかったのだ。 まだお若いのに亡くなってしまわれて、愛しい奥さまとの 別れがどんなにか悲しく思われていたかと思うと、深く、 胸が痛みます。 うちの二人の娘たちは、先生の最後の３年間を高校生活を 過ごさせていただきました。あの、体育祭、文化祭の輝き といったら！どんなにしんどいことも最後にやるに値する ものだということだとみずみずしい感性の時代に身をもっ て知ることができたようです。これは、望んでできること ではありません。 ほんとうにありがとうございました。天国でどうぞ安らか におやすみください。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2009/09/03 08:58:15 AM
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