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カテゴリ:切り抜き
2001.8.7朝日新聞 「ひと」
米・各施設による汚染をあばいた農民 トム・ベイリー(Tom Bailie)さん 先月この記事の場所を国定公園にしようという動きが中止 になったということです。もともと、どんなところだった のか、よくわかります。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 住民の様子は、と聞くとすぐに自宅北側の「Death Maps (死の地図)」を描き始めた。 「この人は、がんで死んだ。隣の息子は白血病。この主婦 は9回流産し、次の家の娘は両眼なしで生まれた。27軒 すべてに被害が及んでいた。 「ヒロシマ、ナガサキの悪夢は私たちも起きたのさ」。 原水爆禁止世界大会が開かれている広島で、人なつこい顔 をくもらせた。 米ワシントン州の農家の生まれ。風上の5キロ先に、長崎 原爆のプルトニウム製造したハンフォード核施設があった。 呼吸器を患った。親類が病死し、家畜に奇形が生まれた。 旧ソ連との核軍拡競争の最中だった。愛国心がひと一倍あ り「施設は安全」という政府を疑わなかった。84年に地 元紙の女性記者がこう告げるまでは。「トム、この一帯は 異常よ」 一緒に訪問調査を始め、いくつもの死の地図を作った。情 報公開で公文書を入手し、原子炉稼働の44年以来、大量 の放射性物質が放出されてきたことを突き止めた。 86年、核施設は閉鎖された。農場への貸し付けを銀行に 断られ、脅迫電話が相次いだ。 巨大な汚染地では、今も除染作業が続く。ホスピスの紹介 を頼みにくる農民も増える一方だ。「風下住人に医療保障 を」と米政府に求めるが、反応は冷たい。 来日して一週間。おじが死去し、おいが内蔵を摘出すると いう知らせがあった。2人ともガンだった。 ブッシュ政権のミサイル防衛計画が心配だ。 「書くの製造も使用も命をずたずたにする」。これだけは 自信をもって言える。 *無精子症で養子が7人。「みな健康に育ったのが慰め」。 54歳。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー どこかできいたことのある地名。。。何かひっかかり、探し 出したのが、この記事でした。10年前に切り抜いていたの です。わたしたちは、核爆弾がどんなに恐ろしいものなのか を知っています。日本に住んでいるのですから。 でも、それを製造していたことろがこんなことになっていた だなんて。。。 トムさんは、健在でいらっしゃるのでしょうか。 原水爆禁止2001年世界大会ー長崎 和文 英文 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/08/17 05:12:21 PM
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