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カテゴリ:日常
久しぶりにブログを書き込もうとしたら、えらいかわってて、
書きにくいですね^^; 今日は、送り火の日ですが、朝、出勤前の主人と、おがらを 玄関先で焚いて、ご先祖さまを送りました。 今、伊集院静さんの「琥珀の夢」という小説が日経新聞で連載 されています。サントリーの鳥居信治郎さんのことが書かれて います。 婚家の主人のおじいさんは、明治生まれで、丹波から京都市内 まで、お米やさんの丁稚奉公に出て来た人でした。奉公先では もちろんのことですが、奉公人に普通の食事などさせてはくれ ません。毎日毎日「ひじき」が出たそうです。なので、おじい さんは、「ひじき」がとても苦手でした。 「ひじき」は、カルシウム鉄分満載の超健康食品!私も「ひじき」 が好きなので、よくひじきの煮物を作っていました。とてもとても おいしく出来た時には、おじいさんが「ひじき」が好きではない ことはわかっていましたが、声をかけたものでした。 「ほんまに悪いけどな、これだけ堪忍しててな」と、口をつけて くれはりませんでした。本当に申し訳ない顔をしてはりました。 今、伊集院氏の小説を読むにつけ、ああこんな奉公してはったん や。と、思い、今年のお盆は、特におじいさんといっしょだった 4年間のことを思い出すことが多いです。そして、悔やまれるの は、もっと話をきいておけばよかったなあ、ということです。 朝は、何時に起きてたの? 起きて一番にすることは何? 楽しみは、どんなことやったん? 何時ごろ寝られたん? とか、ききたかったことは、山ほどでてきます。お盆に帰ってき てはるはずやのに、私の心の中に、答えは聞こえてはきません。 なつかしい声は、不思議なほどまだ忘れてはいませんが。 今年のお盆は特に、気持ちがはいって、がんばりました。いつも は、用事を済ませてから、朝よそっておいたご飯を供えに、お 仏壇のある家(婚家の両親が住んでいて、今はお仏壇が鎮座)ま で通っていました。今年は、ご飯が炊けると、まずお供えに行く ことにしました。13日から今日まで、主人といっしょに通い ましたが、ゆっくりしてくれはったでしょうか? 五山の送り火より、早い送りになりましたが、最後にさっと、涼 しい気持ちのいい風がふいてきて、おがらの火が消えました。き っと無事に旅立たれたのでしょう。こちらも、家族元気でやって ます、ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016/08/16 03:13:15 PM
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