タカの渡りとアサギマダラ(神島)
10月4日午前9時50分鳥羽佐田浜発菅島経由神島行きの新型定期船に乗船しました。片道710円です。菅島まで13分、神島まで36分という速さですが、菅島を越えた辺りから船の揺れも大きくなり、参加者の中で一名の若者が船酔いになりました。船客は、26名でしたが、観察会の参加者は7名でした。神島の船着き場付近で市川先生の解説がありました。このときに観察された鳥は、トビ、ハシブトガラス、アオサギが数羽とウミネコ約100羽でした。ウミネコは、堤防に集団で羽を休めていました。その後、灯台目指し、細い路地を越えて山中に入りました。ゆっくりと時間をかけて歩きますとホタルガがいました。ツートンカラーのきれいなガです。山深くなって最初のアサギマダラを発見。2頭いました。アサギマダラは、大型の渡り蝶?で、ひらひらと飛ぶ姿はとても優雅で美しいものでした。灯台に着くと別の団体がおりました。その方たちが空を見上げているので、よく見るとサシバが旋回していました。トビも混ざっているようです。このように数種類のタカ類が一緒?に飛んでいるのをよく見ました。弁当を食べてタカのお話しを聞いているうちにもノスリやハチクマというタカも飛んできます。ハチクマは、クマタカに似ていてハチの巣を襲って食べるそうです。皮膚が厚く刺されにくいのと抗体を持っていて刺されても大丈夫だとか。ノスリは、白っぽく、羽根に黒い斑紋があり、区別出来ます。たくさんいたトビは、尾が鋭角な三角形でほかのタカは丸く角が無いので区別出来ます。約2時間かけて灯台に着き1時間ほど滞在して次の目的地、監的哨跡に向かいました。いずれも映画「潮騒」で舞台になったところです。監的哨跡は、コンクリートの建物が残っているものの残骸と言った感じです。屋上まで上れるので景色を楽しみました。また、壁にはたくさんのイセノナミマイマイというカタツムリがくっついていました。ここは、太平洋戦争中、敵を見張る目的で作られました。海岸上の休憩所に到着すると旅行会社のツアー?客が10人ばかりおりました。年配の方たちばかりです。ここでも、神島中学校後の山でタカ類を観察出来ました。帰りは、中学校小学校の横を通り抜け、舗装された山道から町中に抜けて港へ降りました。本日の成果を報告後、15時30分の船で帰りました。観察された鳥。サシバ、ハチクマ、ノスリ、ミサゴ、トビ、キセキレイ、ウミネコ、アオサギ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、モズ、スズメ、イソヒヨドリ、チョウゲンボウ?。鳴き声を聞いた鳥シジュウガラ、ヒヨドリ、ハクセキレイ、ウグイス、メジロ。そのほかコシアカツバメの巣、ウスバキトンボ、ホタルガ、アカミミガメ、ニホントカゲ、ツヅレサセコオロギ、アオマツムシ、ウラギンチヂミ、イセノナミマイマイ。