狐の歯医者
歯医者受診治療二回目.麻酔治療後が大変だから、スケジュールを聞かれて、お盆明けにしてください、とそのつもりで行ったら、いきなりズバリもうします、といわれる。一週間あるから、なんとかしようと、腹をくくって治療されるに及んだ。今まで麻酔なんぞされたら、麻酔の時がまず痛い。強度最高値を記録し、頭の下片半分、治療後一晩くらい痛むのに。6時間以上経つがまだその兆候無し。旦那に様子を報告したらだいじょぶか?(たぶん、「ちゃんと治療してくれる医者なのか?」の意)といわれた。麻酔の時が一番時間をとり、慎重な手技にみえた。たくさん、ほいほいおもちゃのガンのようなものがでてきて。こどもがお腹の上でときどき暴れていたが、内心はやっかいだったろうに「このくらいがいちばんかわいいんですよね~。」「ママ、もうすこしだよ。」、「はい、だいじょぶですか?」とサロンでエステを受けているかのような(受けたことはないが、たぶん。)さらりとした扱い方だった。かといって、こころはここ(客へのおもいやり)になく職人ぽい流れ。最後までいつ痛みが来るんだろう、と思ったがゼロ。麻酔後もそんなに範囲的に狭いのか、その近くを触れてもちゃんとわかるぐらいだったから心配したけど、みてるとひととおりちゃんとやってくれたようにみえた。(患部で何をやってるかは感じなかった。)受付のお嬢さんが接客係にしては従業員の中でいちばん感じ悪いのも余裕でかわし、ワクワク感をもらってかえってきた。夏風邪はまだしとしとじめっと続いているが、なんだかすかっとして、いろいろやる気の出る一日なった。一応頬をつねって、明日そこに歯医者があるかどうかみておこう。