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カテゴリ:行ったトコ
今年も「試しの時」がやってきた。何が試しかというと武蔵御嶽神社への参拝である。そもそもここへ行くのが大変。千葉からだとまず東京へ出て、東京から中央線快速か青梅快速で青梅駅まで行き、そこで奥多摩行きの電車に乗り換えて御嶽駅で降り、そこからバスでケーブルカーの駅(滝本駅)近くまで行き、ケーブルカーに乗って御岳山駅で降りたら、そこから徒歩30分ほどの急坂と300段以上の階段を含む参道を進まないと詣でることすらできない。参拝に気力と体力を要求してくるスパルタンな神社なのである。 バスの終点からケーブルカー駅までは200mほどの急坂を登るというのがもう厳しい。ここで息が上がり汗がにじむ。 滝本駅へ到る急坂 posted by (C)どす恋 いつもより1時間半ほど到着時間をずらしたので、改札前には長蛇の列ができていた。 ケーブルカー待ち行列 posted by (C)どす恋 御岳山駅から武蔵御嶽神社までしばらくは緩やかな下り坂や上り坂だが、途中から割と急な坂道となり、坂道の角を曲がると結構急な坂道に変貌しており、その先の坂道は相当に急な坂道となっているのである。三段階で斜度が大きくなっていくこの坂道で、いつも体力と精神をゴリゴリに削られる。スマホを垂直の状態にして撮影した坂がこちら。この坂が一番キツい。 三段ホップの地獄坂 posted by (C)どす恋 階段は坂よりはマシだけど、300段以上登る必要があるので、1段上ると体力ゲージが2マス減るイメージ。1m程先を見て、10段進んだら20秒休むというシャクトリムシの如くの動きでジリジリと高度を稼ぎ、今年も何とか本殿に参拝することはできた。しかしここで終わりではなく、鍋割山への縦走路の途中にある奥ノ院へ詣でることが気力と体力を測る一種のバロメーターとなっているので、奥ノ院へも詣でる必要がある。本殿奥の遙拝所からは奥ノ院が見えるけど、ここへたどり着くには一度80mほど下山してから100m以上登り返さないと行けない。ああ、できるものなら水平移動したい。 遙拝所から見る奥ノ院方面 posted by (C)どす恋 デスクワークと在宅勤務で1年間たっぷりと甘やかしてきた脚や太股が悲鳴を上げ、ところどころで筋繊維がブチブチと断裂する気配がする。そして上半身にはたちまち熱がこもる。上着を着ていると汗&暑さでダウンするので、シャツ一枚、マスクをしてると酸欠で死にそうになるので外し、手には革手袋をはめて木の根や岩を掴みながら登っていく。1年の内でこれほど体を痛めつける機会はない。その昔、道もろくに整備されていない時代に山伏さんはどのようにして登ったんだろうなあと思いを馳せるのは最初に内で、途中からはとにかく前に進むことしか頭にない。何も考えずにひたすら進んでいく。 そうして今年も何とか奥ノ院へ詣でることができたが、何と今年は30分台で登ることができた。慣れとは恐ろしいもので、1年に1回しか登る機会がなくても、数年間登る内にコツの様なものが掴めたのかも知れない。 奥ノ院頂上 posted by (C)どす恋 下山時は安全のため両手でストックを使って下る。来年上ることができるかどうかは、来年の気力と体力次第。 今日の空間線量値は以下の通り。 0.09μシーベルト/時(AM4時) 0.10μシーベルト/時(PM8時) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.12.29 23:03:38
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