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カテゴリ:2009年オランダ イタリアの旅
ついに、旅行記も、旅行も最後!! (今年は何とか書き遂げました・・・・)
ローマでの最後のディナーです。 こちらのトラットリア、気になっていた、『Perilli』というトラットリアで、地下鉄ピラミデ駅のすぐ近くにあります。
このピラミデ(ご想像通り、駅を降りるといきなり、ピラミッドがあり、ここはどこ??ってなります。)は、丁度、テスタッチョといわれる地域で、地元の人たちが通うトラットリアがたくさんあることで有名です。 イタリアでは本来、牛肉を食べるというのはなかなか贅沢なことだったのですが、ローマのように大きな都市で、裕福な人が集まるところには、古くから屠殺場があり、牛肉の流通がありました。 その屠殺場が古くからあったのが、テスタッチョで、屠殺場で働く人たちは、肉をさばいたあとの、尾(オックステール)や内臓などを、近くのトラットリアに売りさばき、お小遣いにしていたんだそうです。 そんないきさつから、この地域では、内臓料理や、コーダ アッラ ヴァチナーラ(肉屋風オックステールの煮込み) といった料理を出す トラットリアがたくさん出来たんだそうです。
いまは、あまりにも有名になりすぎて、少しずつ地元の人々のトレンドは、モンティ地区に移ってきているのだそうですが、 私達が『Perilli』に行ったときは、少なくとも日本の方はいらっしゃいませんでした。
まず、前菜に頼んだのが、アーティチョークのローマ風。 ローマには食べるべきアーティチョークのお料理が2つあります。 ひとつは アーティチョークのユダヤ風。世界の中でも早くからゲットーのあったローマの、ユダヤ風のアーティチョークは、ゆっくりとアーティチョークを丸ごと揚げたものです。 外側のほうはぱりぱり。中側のほうはほっくりと、ただアーティチョークを揚げてあるだけなのに、飽きずに楽しめる考え抜かれたお料理です。 そしてもう1つがこちらの ローマ風。こちらのお料理にはミントが使ってあります。 ローマのお料理、南部のお料理には、こんな風に、ミントを使うことがしばしばあります。 アーティチョーク(イタリア語ではカルチョーフィ)は私も、姉も大好きなのに、日本ではなかなか食べられないので、 2皿も頼んでしまいました。 でも、実はお店を出るときに、なんだか他のテーブルで、ものすごい美味しそうな、パプリカの詰め物の前菜を食べている人がいて、次回はあれも食べないと・・・少し後悔しちゃいました。 今度も行かなきゃ。
メイン料理は、ローマは羊料理が有名でもあるので、 まずは、 Abacchio。(仔羊の煮込み) アバッキオっていうと、本当は仔羊のことなんですが、もう、料理名になってしまっていて、この煮込みが出てきます。 そして、Agnello a Scottadito (網焼き)もちろんラムです。 スコッタディートは、指をやけどしちゃう!って意味で、網焼きのことを指します。特に ラムは骨付きで 指でもってかぶりつくことからこんな名前がついています。 シンプルながら、おいしかったぁ!! そして、父のお気に入り、トリッパの煮込み。 こちらは、ナスとトマトのパルミジャーナ(重ね焼き)です。 そして、デザートにはおすすめの Fragolina 木苺ちゃんです。 チッチャくってすっぱ甘い。なつかしの味です。ジェラートと一緒に食べると、なんだか小さい頃に食べたような 懐かしい味がします。
この地域は今回の旅で初めて、行ったのですが、楽しげな食材屋さんや、本当にたくさんのトラットリアがあるようなので、次回また、ローマに行くことがあれば是非是非よりたいなぁと思いました。 はぁ、お盆も終わり、秋には大型連休も。きっとイタリアに限らず、ご旅行に出かける方、たくさんいらっしゃるんでしょうね。 私も、もうすごく行きたいです。 ローマはあの、ぼったくり事件後、今までにない 適正価格で旅が出来るそうですよ。 行くなら今ですね。
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Last updated
2009.08.18 00:15:09
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