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山梨県歴史文学館 山口素堂とともに

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2019年04月09日
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【″あてがい状″・徳島セギ・徳島兵左衛門の墓・神代桜】

 第二目(穴山・円野・武川村牧原・山高・柳沢・藪の湯泊まり)

 第二日の九日、一行は前日の強行軍のつかれの色も見せず強雨をつき朝七時三十分宿舎能見荘を出発。穴山梅雪の出城だった能見城跡の裾を通り、梅雪、山梨、青木、甘利などと一帯にあった豪族屋敷跡などについて話しながら穴山橋を渡り、雨のため予定を一部変更して韮崎市円野町上円井公民館にくつろいだ。婦人会の湯茶の接待を受けながら宇波円井の諏訪神社の宮司歌田昌翰氏や上円井の真壁暉三、真壁多助両氏などから特に一行のため持参された天正年間の禁制状、徳川秀志の御祝状、元亀四年 (信玄の死後)勝頼が塩屋五郎右衛門に与えた″あてがい状″など古文書を研究、歌田氏と佐藤八郎講師から説明を聞いた。強雨のため希望者だけが徳島セギの生みの親、徳島兵左衛門の墓のある妙心寺と二百七十六年前につくられた徳島セギの取り入れ口を、内藤第一、草間第二両区長、秋山農業土木委員らの案内で見学、台風六による強雨の中で、徳島翁の功績をたたえた。
 再び勢ぞろいした一行は旧道の踏査を断念し、武川村役場に直行、会議室で一木村長のあいさつをうけたあと、平田農協組合長から、″古跡と新産業″について話を聞き、武田信繁の使用した懐剣(短刀)や水戸藩士大関竹庵の書など古文書、軸などを一覧ののち、山高へ。
【実相寺・神代桜】
村長の案内で実相寺で天然記念物指定の神代桜、賀茂真淵の使用した桐の机など宝物を見たのも公民館に到着、幸信神社所蔵の文献について石原重責、石原直各氏子総代から説明を聞き、四百年前から伝わる年中行事「丑の刻参り祭り」で甘酒を作る由来などを聞いた。
【柳澤吉保奉納絵馬??・弥太郎屋敷??・馬八節】

 午後は公民館近くの幸信神社に参拝、娘の安産を祈願して柳沢吉保が奉納したと伝えられる絵馬二面を研究した。石器、土器が多数発掘されている実原開拓地行きは雨のため中止、旧道を下って柳沢へ出たころ雨はやんだ。小池熹
幸氏宅に立ちより、文献類を拝見している時、案内の水石義言武川教育長は柳沢吉保の幼名の「弥太郎屋敷」という地名の田んぼがあるが、甲斐の領主が生まれた土地と伝えるだけで何の遺物もないと語られた。
やがて外堀をぐるりとめぐらせた柳沢部落では珍しい元士族であったという一条春子さん方を見学のあと、武川の観光道路を一路宿舎の藪の湯へいそいだ。夜は大坊婦人会や青年団が歓迎に″馬八節″を「藪の湯」前で踊ってくれた。





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最終更新日  2021年04月26日 17時46分08秒
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