カテゴリ:子供資料室
歴史のなかの子どもたち 関東大震災
1923年秋・川崎大師境内の露天で勉学する児童たち
一九二三(大正十二)年九月一目午前十一時五十八分、 関東地方南部に発生した大地震は、かつてなかった大災害をもたらした。 地震の規模はマグュチュード七・九であったが、 地震後発生した火災が被害をさらに大きくした。 死者行方不明合わせて一四二、八○七人、 家屋全半壊二五四、四九九、同焼失四四七、一二八におよんだ。 被災後、流言飛語がとびかい、社会主義者や多数の朝鮮人が虐殺された。 この目、学校は新学期の始業式で、 式をすませた学童たちはみな家に帰ったばかりであった。 そのため、校舎倒壊などによる学童の死傷者が、 ほとんど出なかったのは不卒中の幸いだった。 しかし、多数の校舎が倒壊、焼失したため、罹災学童は数十万人に達した。 これら学童たちは、仮校舎ができるまでの間、神社や寺院の境内などで、 地べたにゴザやムシロを敷いての露天学校での勉学を余儀なくされた。 また、焼跡の校庭にはられたテントや急造のバラック校舎などで、 二部授業や三部授業を受けたりしたのであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年04月26日 16時30分58秒
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