カテゴリ:著名人紹介
幕末維新の主役 (秋月 種樹 あきづき たねたつ) 引用資料 歴史読本臨時増刊号 76-12 幕末維新人物総覧 天保四年、江戸に生まれる。右京亮。日向高鍋藩主。 西島蘭渓、塩谷宕陰に学び、若いときから英才として知られた。 文久三年、兄種殷の嗣子となり、世子のまま若年寄に任ぜられ、 昌平黌学聞所奉行となり、将軍の侍読をつとめた。 幕閣の信任あつく、薩長との対立が深まるとともにしばしば招請があったが、 種樹は病と称して国元を動かず、藩の保全にっとめた。 維新後は明治天皇の侍読となり、 さらに公膳所議長、大学大監、貴族院議員を歴任後、 五十歳を前に隠退して故郷に帰った。 明治十八年、旧城下に学堂を建て英数漢歴の科目を設け、 自らも修身、漢文、作文を講じたが、 「これからはもう漢文の時代でもない」と感懐を漏らしたという。 淡快高潔の人であった。明治」二十七年没、七十二歳。 墓は宮崎県高鍋市高月の墓地にある。(宮崎県嘉績誌)〈八尋舜右氏著〉 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年04月26日 16時20分11秒
コメント(0) | コメントを書く
[著名人紹介] カテゴリの最新記事
|
|