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山梨県歴史文学館 山口素堂とともに

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2019年04月17日
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カテゴリ:山口素堂資料室

素堂・芭蕉・其角の三幅一対の真蹟画賛。
   右  笙  其角  けしからぬ桐の落葉や笙の声
   中  琴  芭蕉  散花や鳥も驚く琴の塵
   左 太鼓  素堂  青海や太鼓ゆるみて春の声

 《註》

 粛山子のもとめ、画は探雪なり。琴ト笙ト太鼓ト賛のぞまれしに
   散花や鳥も驚く琴の塵
   みてひとつあそばして山の鳥も驚かし給へ (『末若葉』所収)
 《註》

 松山藩家老、久松粛山子(其角の弟子)の需めに応じて、狩野探雪の描く、  

笙琴・太鼓の絵に加えた賛で、

この一幅は小林一茶が寛政七年(1795)の九州旅行の際に四国の松山で見る。

 〔素堂余話〕 素堂と一茶

  『寛政日記』 

一茶 魚文かたに、素堂、芭蕉翁、其角の三幅對のあれば、訪ふて拜す。
  正風の三尊見たり梅の宿  一茶
  『寛政日記』 一茶……寛政五年(1793)の項の注釈に、
  「仮名口決」を書寫したのはこの年の春である。

「仮名口決」は無題筌の遺稿に編者が便宜上さう呼んでゐるのであるが、

この書は素堂隠士から北窓翁竹阿に傳ったといふ

「文字餘口決」及び「文字反シ口決」を一茶が筆寫し,

例歌例句を挙げて補説したものである。例へば、万葉集東歌の、
   たけばぬれたかねば長き妹が髪
  の例歌に就いて
  タゲバヌレハ誰寝レバ也。

ガノ反シグト也、

其グレヲ反セバケト也、

是ニテ二重反シテ云。云々。

此書従素堂隠士北窓翁 翁堂三世也 
 予亦従翁學誹諧故授故為秘蔵
 今謹鹽之悉皆天地自然之道理也
 
學此道不可有不信聞説人者雖與鬼神斟豈為以智廬分別矣
 
唯惜先哲而已 以不學何以至其域 
 雖然此書僅不越寸紙
 
因茲予加注釋以為小巻
 欲令吾輩讀易慢不可漏脱

  
寛政五年春 一茶述






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最終更新日  2021年04月25日 11時35分35秒
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