カテゴリ:甲斐駒ケ岳資料室
赤石山脈(あかいしさんみゃく)
山梨百科事典
東と北東は富士川と釜無川、 西は天竜川によって限られるクサビ状の山地をいう。 日本南アルプスとも呼ばれ、その中 輔には3000m内外の高峰がそびえ、 赤石岳(3030m)、仙丈ケ岳、白根三山を主脈とし、 早川の谷を隔てて北に釜無、駒ケ岳、鳳凰山の峰があり、 南東に甘利、櫛形、身延の山々が連なる巨摩山地がある。 赤石の一般走向である南北方向の断層は、 糸魚川一静岡構造線に平行して幾条か走り、 これにほぼ直交する断層も発達して断層谷を形成している所もある。 全体としては初期から中期にいたる壮年期地形を呈している。 地質は、西側から片麻岩及び結晶片岩帯、古生別、中生別、 第三紀層の順にほぼ南北に帯状に並び、地層の一般走向は北30度東が多い。 古生層、中生層の岩質は主として 粘板岩、千枚岩、チャート、砂岩、輝緑凝灰岩、石灰岩などで、 第三紀層は御坂層群が主であり、 鳳凰山や甲斐駒などは、花崗岩からできている。 北岳山頂付近にはキタダケソウ、 鳳凰山下の青木鉱泉付近には、大シラカバ柿があるなど値物の宝庫でもある。 <西宮克彦氏著> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年04月25日 11時09分41秒
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