カテゴリ:古代御牧資料室
穂坂御牧 駒迎へ
○ 駒 迎 相坂の関路にけふや秋の田の 穂坂のこまをつむつむとひく 『夫木集』 関の戸に尾花葦毛のみゆる哉 穂坂の駒を引にやあるらん 『夫木集』 ○ 藤原長家 長家-寛弘二年(1005)~康平七年(1064) 秋の田のほさかの駒を引つれて をさまれる代のかひもありけり 『新葉集』 ○ 駒 迎 隆源法師 隆源法師-生没不詳。活躍年-1086~1100 関の戸におなしあしけのみゆる哉 ほさかの駒をひくにや有らん 『夫木集』 ○ 駒 迎 関の戸に尾花葦毛のみゆる哉 穂坂の駒を引にやあるらん 『堀川院御時百首和歌』 堀河院-堀河天皇。承暦三年(1079)~嘉承二年(1107) ○ 橋本社に讀て奉り侍し秋十五首の歌 【完成-藤原顕輔著。仁平元年(1151)初度本】 花すゝきほさかの駒やまかふらん 玉しく庭の月の光に 『藤原光經集』類集群従。巻第二百五十九 光経-生没不詳。所収和歌-建保六年(1218)~嘉禄二年(1226) ○ 駒 迎 しろたへになひく眞袖や花薄 ほさかのこまにあふ坂の山 『明日香井和歌集』-藤原雅有撰。 藤原雅経家集 【成立-永仁二年(1209)完成】 雅経-嘉応二年(1170)~承久三年(1221) 穂坂小野 ○ 穂坂小野 入道大納言 時来ぬと民もにきはふ秋の田の 穂坂の駒をけふそ引ける 『年中行事歌合』 ○ ほさかのをの(甲斐春駒を)権中納言師俊卿 春くさの保坂をのゝはなれ駒 秋は宮こへひかんとすらん 『夫木集』 師俊-承暦四年(1080)~永治元年(1141) ○ ほさかのをの 前中納言匡房卿(大江氏) はなすゝきほさかのこまにあらね共人おちやすきをみなへし哉 『夫木集』 匡房-長久二年(1041)~天永二年(1111) ○ ほさかのをの 衣笠大納言 打なひき秋はきにけりはなすゝきほさかの駒をいまやひくらん 『夫木集』 ○ 穂坂小野 隆源法師 関の戸におなしあしけのみゆる哉 ほさかの駒をひくにや有らん 『夫木集』 《参考 御牧小野》 新名所歌合 荒木田長言 ○ 春深き御牧の小野の朝茅原に 松原こめてかゝる藤浪 『伊勢名勝志』伊勢宮内黙蔵著。 ○ 日本名所千句 宗祇法師 『宗祇法師連歌百韻』 ほのかなる穂坂の小野の月更けて 秋風のなる山梨の岡 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年04月24日 07時18分03秒
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