2306669 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

山梨県歴史文学館 山口素堂とともに

山梨県歴史文学館 山口素堂とともに

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2019年04月25日
XML

日本一の健脚

『歴史と旅』「特集日本史の謎50選」昭和53年6月号
 
健脚を誇った江戸時代の飛脚と窺在の陸上競技のトラック選手とはちょっと比較できないが、当時、三度飛脚というのは、京・江戸間(約百二十四里附=四百八十五キロ)を十日間で往来した。
種々あるその飛脚の中でも「時附け」という最至急便は、京・江戸間を昼夜兼行で、66~68時間で駈けたから、一時間に二里弱(七・八㌔)走行したことになる。『周遊奇談』に、尾張国中島部高野島村の百姓平蔵という九十歳の老爺が、寛政元年(1798)在所から京まで、往復にふつう七日かかるところを四日から五日で往来したとある。ところがおもしろいのは、この老爺は、五日の旅程なら、一日平均五合の飯を食べるとして、いちどに五日分の二升五合をたべ、不眠不休で五日間歩きつづけたという。この老爺は最高十日間、不眠不休で歩きつづけることができるといい、この距離は約百里に及ぶというが、これはいかに健脚の時附けの飛脚といえども、かなわないにちがいない。(近世風俗志)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021年04月24日 05時47分53秒
コメント(0) | コメントを書く
[歴史 文化 古史料 著名人] カテゴリの最新記事


PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

山口素堂

山口素堂

カレンダー

楽天カード

お気に入りブログ

10/27(日) メンテナ… 楽天ブログスタッフさん

コメント新着

 三条実美氏の画像について@ Re:古写真 三条実美 中岡慎太郎(04/21) はじめまして。 突然の連絡失礼いたします…
 北巨摩郡に歴史に残されていない幕府拝領領地だった寺跡があるようです@ Re:山梨県郷土史年表 慶応三年(1867)(12/27) 最近旧熱美村の石碑に市誌に残さず石碑を…
 芳賀啓@ Re:芭蕉庵と江戸の町 鈴木理生氏著(12/11) 鈴木理生氏が書いたものは大方読んできま…
 ガーゴイル@ どこのドイツ あけぼの見たし青田原は黒水の青田原であ…
 多田裕計@ Re:柴又帝釈天(09/26) 多田裕計 貝本宣広

フリーページ

ニューストピックス


© Rakuten Group, Inc.
X