カテゴリ:山口素堂資料室
素堂62才 宝永元年(1704)『千句塚』序文。除風編。
吉備の中山の住、除風子、はせを翁の風雅をしたひ、さざなみや粟津の原は、 遠き境なればとて、細谷川ちかきわたりに、五十四里の地を縮て、あらたに塚を築て、 翁の句を礎となし、其里人千句のたくみを費しつくりたてて、千句塚と申侍るとかや。 そのまま埋ミはてなんも本意なしと、梓にちりばめ、 予をして一旬をたむけよとすすめられしに、吟魂は死してほろびざることを申をくりぬ。
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最終更新日
2021年04月18日 14時26分05秒
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