2294439 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

山梨県歴史文学館 山口素堂とともに

山梨県歴史文学館 山口素堂とともに

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2019年05月26日
XML
カテゴリ:山口素堂資料室

諸家発句抄 山口 素堂 やまぐち そどう

 

甲斐の生まれ。名は信章。二十歳のころ江戸へ出、その後京都にも遊学か。

芭蕉の親友。享保元年(一七二八)没(75歳)。

 

   江戸山口氏信章として初出する『伊勢踊』(寛文七年)の五句のうちの一。

花の座にまじるはうしや風の神  (伊勢踊)

  元禄二半三月、芭蕉奥羽行脚の餞別吟。 

梅の風俳諧国にさかむなり    (江戸両吟集)

〔註〕芭蕉との二百韻の第二の巻の立句。

    かまくらにて

  目には青葉山郭公はつ鰹     (江戸新道)

    歳  暮

市に人てしばし心を師走哉    (貞享三年 三物集)

雨の蛙声高になるも哀也     (蛙合)

春もは山吹しろく(ちさ)苦し     (続虚(ぞくみなし)(ぐり)

綿の花たまたま蘭に似るかな   (あら野)

    匡より帰る

われをつれて我影帰る月夜かな  ((その)(ぶくろ)

    すみ所を宮古にと聞えければ

我あらましも嵯峨のあたりに侍れど、

かの池に蓮のなき事をうらみ申す

いづれゆかん蓮の実持て広沢へ  (餞別五百韻)    

送芭蕉翁

    西上人の其きさらぎは(のり)けづきたれば我願にあらず。

ねがはくは花の陰より松の陰、

春はいつの春にても、我とともなはむ時

松嶋の桧陰にふたり春死む    (己が光)

人松や木葉かた寄ル風の道    (翁 草)

とくとくの水まねかねば来ませ初茶湯   (とくとくの句合)    

 

〔註〕『とくとくの句合』に

「小野川洛陽に 住所求とて登りける比、予も又其心ざしなきにしもあらず」

と前言し「蕗の実よ とても飛なら広沢へ」。

素堂は蓮を愛し、その句も多い。

 

忍の岡のふもとへ家をうつしける比

塔高し梢の秋のあらしより   (とくとくの句合)






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021年04月16日 20時01分20秒
コメント(0) | コメントを書く
[山口素堂資料室] カテゴリの最新記事


PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

山口素堂

山口素堂

カレンダー

楽天カード

お気に入りブログ

9/28(土)メンテナ… 楽天ブログスタッフさん

コメント新着

 三条実美氏の画像について@ Re:古写真 三条実美 中岡慎太郎(04/21) はじめまして。 突然の連絡失礼いたします…
 北巨摩郡に歴史に残されていない幕府拝領領地だった寺跡があるようです@ Re:山梨県郷土史年表 慶応三年(1867)(12/27) 最近旧熱美村の石碑に市誌に残さず石碑を…
 芳賀啓@ Re:芭蕉庵と江戸の町 鈴木理生氏著(12/11) 鈴木理生氏が書いたものは大方読んできま…
 ガーゴイル@ どこのドイツ あけぼの見たし青田原は黒水の青田原であ…
 多田裕計@ Re:柴又帝釈天(09/26) 多田裕計 貝本宣広

フリーページ

ニューストピックス


© Rakuten Group, Inc.
X