カテゴリ:著名人紹介
なつめそうせき 夏目漱石
(1867-1916) 明治大正期の文豪。当時の自然主義運動のそとにあり、余裕派と呼ばれた。 作品 『坊っちやん』『明暗』『文学論』 目本の現代の開化を支配している波は西洋の潮流で、その波を渡る日本人は西洋人ではないのだから、新しい波が寄せる度に、自分がその中で食客をして、気がねをしているような気持になる。 新しい波はとにかく、今しがた漸くの思いで脱却した旧い波の特質やら真相やらもわきまえるひまのないうちに、もう棄てなければならなくなってしまった。……こういう開化の影響を受ける国民はどこかに空虚の感がなければなりません。またどこかに不満と不安の念をいだかなければなりません。……我々のやっている事は内発的でない、外発的である。 これを一言にしていえば、現代目本の開化は皮相、上滑りの開化である。(現代日本の開化) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年04月16日 19時22分46秒
コメント(0) | コメントを書く
[著名人紹介] カテゴリの最新記事
|
|