カテゴリ:日本と戦争
朝鮮人の受難 慰安婦
朴慶植氏著 一部加筆 一九四三年八月陸軍参謀本部は関東軍特別大演習のとき朝鮮総督府総務局に対し、「金になるいい仕事がある、お国のためになる仕事だ」として約一万人の朝鮮人女性を集めさせ、慰安婦として各部隊に配置した。 また一九四三年以降には「軍隊で兵隊さんの世話と後方での洗濯をするなどの仕事をさせるための「女性」というふれこみで女子挺身隊の名のもとに、十八歳から四十歳くらいまでの朝鮮女性を約二十万人集め、そのなかから五万人ないし七万人を従軍慰安婦として戦線の各地に狩り出していった。 「大部分は南方や北満州などの最前線まで送られた。獣のような生活を強要させられた。当時学徒兵として参戦した韓雪史(47・作家)は『第一線部隊』に女子たちがひっぱられていった。一箇小隊に二、三名ずつ配属され、『天皇の下賜品』として飢えた兵士たちのオモチャとなり、朝になればまた違う部隊に追われていって、同じ屈辱を経験させられねばならなかった」 と回想している。そうした少女たちの中には恥辱的な生活に我慢しきれず自ら命を断つ女性が続出していた。……フィリピンやサイパンなど南方に送られた女子たちの大部分は悲しい死を遂げた」 (千田夏光『従軍慰安婦悲史』) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年04月12日 05時28分39秒
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