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2020年06月05日
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日本神話の神々 住吉(すみよし)の三神 海上守護の霊神

 

 伊邪那岐命の禊被(みそぎばら)いによって生まれた良血、海上守護の霊神

 

住吉駕寵という明神参りの駕魏には、大阪あたりの娘はん御家はん達が、美しい成金振りを見せて乗りこみ、ヤサホイ、ヤサホイと天王寺、阿倍野街道を昔は盛んに、この駕籠が往来したものである。これはつまり住吉明神さまに参詣するのです。住吉さまは、海の神さまであるということはだれも知っています。

住吉に参詣してみると、大きな献燈に「浪華雑魚場、鰹節商一同」とか「江戸日本橋魚河岸」なんぞと銘を掘ったのが、誰の目にもとまるでしょう。つまり住吉さまは仰の神さまであるのだが、魚屋海産物の商人達が、これを信ずるには、ちょっと奇異な感じかある。というのは、海産物は、海の神さまの子供です。

 鯛や鰹や鯉や、海苔や昆布などを殺すことによって生活し儲けるのですか、そのものが、海の神さまであるこの住吉さまに対して、「何卒、大いに儲かりますように」と祈願するのは「あなたの御子供や、家来衆を殺して下さい」という矛盾に陥るのです。それゆえ海産物商人の住宮詣の本旨は、ぜひ、謝罪の意味を含まねばなりません。

 往古三神の事は、古事記において最もよく記されてあるが、三神とは、底筒之男(そこつつのお)(のかみ)、中筒之男神、上筒之男神の三柱の神さまであって、伊邪那岐の大神の御子さまです。

 ここにおいて伊邪那岐命は、川の上流は流れが急で面白くない、また川の下流は流れが弱すぎて感心しない」と言われて、そこで初めて川の中流に降り立って、水中に潜って身の穢れを洗い落とされる時に生まれたのか、底津綿津見神、次は底筒之男命、また次に水の中程で穢れを被われたときに、中津綿津見神、次に中筒之男神、さらに水の上で穢れを洗った時に、上津綿津見神、次に上筒之男命が生まれました。

 さて、さてこの中の三綿津見の神様の子孫は、阿曇連(あつみのむらじ)となられているか、三筒之男神は、住吉の三神と称せられる方となられたのです。

なお、住吉神社(大阪市住吉区、および山ロ県下関市の二社がある)はこの三筒之男神を祭っています。

 

       






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最終更新日  2020年06月05日 17時11分53秒
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