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2020年06月07日
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曽良旅日記 おくのほそ道 

 

校注者 萩原恭男(やすお)氏著 おくのほそ道 所収

 発行者 大塚信一氏 1979刊 岩波書店

 一部加筆 山梨 山口素堂資料室

 

解 題

 おくの細道の旅に随伴した曾良は、芭蕉より五歳年少で、元禄二年は四十一歳であった。入門は貞享初

年頃と推定されており、本文にあるように芭蕉庵近くの深川五間堀に住み、その親灸ぶりは、俳文「雪丸

げ」(貞享三年)に「交金(まじわりかね)をたつ」と描かれており、芭蕉の信頼の程が想像される。曾良は、すでに貞享四年八月の鹿島紀行の旅に宗波と共に随っている。

今回の細道の旅に際しては、吉川惟足に学んだ神道の学識を活用し、前もって版本『延喜式』から神名帳を抄録し、『類字名所和歌集』や『楢山拾葉』(清民編、寛文十一年刊)に拠って巡歴予定の歌枕を調査した。この「神名帳抄録」と「歌枕覚書」が『曾良旅日記』の前半に記されている。その後に、「元禄二年日記」「元禄四年日記」「俳諧書留」「雑録」の順に記録されている。

 

 ここには、「元禄二年日記」の中、本文読解の参考となる三月二十七日から九月六日までを収め、さら

に「俳諧書留」から本紀行に関連のある発句・連句と貞室の逸話を収録した。

 底本には、曾良自筆本(天理図書館蔵)を用い、翻刻の方針は、本文に準じた。底本で行間や欄外に横書してある注記などはすべて本文中に収め、意味不明の記号は省略した。また、片仮名の振り仮名は底本のままであるが、返り点は補った。






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最終更新日  2020年06月07日 09時06分00秒
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